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2008/01/21

[D&D] Dungeons & Dragons 4th Edition For Dummies 

 EN World経由。
 あのDummiesシリーズで、"Dungeons & Dragons 4th Edition For Dummies"が出るようです。7/21発売でAmazon.comで予約可能。

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2008/01/19

[D&D][Joke] The Waldorf Saga 

 私もなんか詳しい話は知らないのだがちょっと耳にした事がある話題。古参D&Derでご存知の方があればお教え頂ければと思う次第。

Humor - Waldorf! @ EN World Forum

ことの始まりはどうもDragon#137の投書欄に下記の投稿が載ったのが最初らしい:
「Dragon編集部様
 私のAD&Dのキャラクターである、358Lvのmagic-userのWaldorfは、最近核爆弾を作成しました。Castle Waldorfを除くGreyhawk全域は完全に破壊され、Monster Manualの全てのモンスターは放射性降下物にて死滅しました。全ての神々はWaldorf城の地下の岩塩鉱山で働かされています。もし皆さんがそれらのキャラシートを送付頂ければ、Waldorfの経験値に加えさせて頂けると思います。全てのルールブック、モジュールは今や完全に間違っています。本日以降、TSRの利益はWardorf城に(勿論gpで)送付されるべきです。

「勿論。しかし、あなたは切手添付済み返信用封筒を同封し忘れました。Waldorfが勝利の経験値とgpを失わねばならないのを残念に思います。」

というのが、Waldorfの最初のデヴューらしい。これって例のApril Foolの載る号かな?

 その後、Dragon#149(おそらく次のApril Fool号と推測される)に、上記投稿への多数の反応が紹介された。曰く

  • 私はsaving throwを成功したので何ダメージ喰らえばいいのかWaldorfに尋ねて下さい。
  • 私のキャラ(60Lv Knight/23Lv Bard/......)と乗騎の14HD Cloud Dragonは大変に強力でTiamatであろうと5匹のtarrasqueであろうとWaldorfであろうと...。武器はDragonlanceと+6 holy avengerで...。彼の城は地下3マイルにあり、城には放射能除去装置は無いが、現在その問題に対応しています。......
  • 私のWaterdeep出身の1Lv assasinが、Greyhawkにテレポートして、+5 radiation-proof leather aromorを着ているので問題は無く、cloak of elvenkindを着て王座に忍び込み、Waterdeep Assasin Guildから買った毒の吹き矢でWardorfを倒し、地下の神々を解放しました。私が思うにTSRの全従業員よりの感謝に値すると思います。あと、Waldorfは私にキャラシートと所有する魔法のアイテムリストを送付すべきと考えます。そうすれば経験値が判りますから。


 Dragon#173で、King of the NukeことWaldorfの復活と、Waldorfによる復讐が報告され、
Dragon#177でWardorfの死亡が公式に宣言された。

 ところで、The Adventure Begins p.64の記述でGreyhawkのRoc and Oliphant TavernのオーナーがWardorf the Archmage (CN human male, Wiz1, hp1というのがいて、昔は神だったのだが云々などと長い話をする、ということになっているらしい。多分、上記の一件を踏まえて面白がって出したのだろうなぁ。

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2008/01/15

[ArM] Introduction for ArM Character Generation 

 うちのArs MagicaのキャンペーンのOutpost Sagaですが、新規PLが参加することになって、キャラメイクを行ってきました。
 随時PLは募集中なので、東京近辺でArs Magicaに興味のある方はぜひご連絡を。

 Ars Magicaのキャラメイクですが、最初に下記の2つを決めると良いです。

  1. そのキャラクターは何が出来るのか?何が得意なのか?

  2. そのキャラクターはどんなシナリオが遊びたいのか?


 前者は多分、どんなTRPGでも考える事ですね。例えばD&Dだったら将来就きたいPrestige ClassとかFeatのコンボを考えるとかに相当するでしょう。
 Ars Magicaでmagiを作る場合には、どんなHermetic Virtueを持たせるか、どのArtをどれだけ伸ばしてどの系統(破壊とか精神とか)の魔法を得意にするのか、そしてどの呪文を覚えさせるか、を考える事になります。手順としては、

  1. 自分の参加しているsagaの方向性(どんな展開やシナリオが中心となるのか)がもし既に決まっているならば、それを確認する。まだ決まっていないならば、自分のmagiの得意分野を考慮してシナリオ展開の提案を後に行う。

  2. 自分のmagiの方向性を考える。

    1. どんなシーンで自分が活躍したいのかをまず考える:魔法戦闘だったり、対人交渉だったり、新発見であったり。一方で、あまり活動範囲が限定されると参加出来るシーンが限られる。誰にも負けない事が1つあり、かつ他にも1つぐらいはそこそこ出来る事があるといいかも。

    2. 他のmagiとの差別化、他のmagiとの得意分野の役割分担を考える:見せ場がPC間で被らない方が望ましい(一方で単独行動は常に厳しいという事を考えると、例えば戦闘系magiが2人いてもいいなども)。また若いmagi(弟子卒業直後〜その後10年ぐらい)は全てにおいて何でも困らない程度に出来る訳ではない。得意なArtをある程度、PC間で相談して分担した方がいいかもしれない。

    3. もしTMRE, House本, Divine本などの追加ルールの使用が許されるならば、方向性の検討の際に、それらの追加能力をキャラのコンセプトに組み込むか検討する。しばしば、先に組み込みたい魅力的な能力が先に有って、キャラの方向性をそれに合う様に決めたりもする。

  3. 方向性にマッチした能力を持てる様に、Houseと取りたいHermetic Virtueを決める。Flawを決めたり、実際にキャラメイクを始めてみるとVirtueは微調整することになる。



 後者はD&Dとかには無い要素ですが、ArMを遊ぶ上では大変重要です。上記で示した、「PCに何が出来るのか」より重要だといえます。

 例えばD&DのPaladinを考えてみましょう。ArM的にはPaladinは"Code of Conduct"というStory Flawを抱えていると解釈します。「PLである私は、"Code of Conduct"を守っていると苦しい目に遭う、私のPCがその様に物語の中心となる様なシナリオを希望しているので、DMは是非そういうシナリオを用意して欲しい」と要望していることになります。
 「Paladinがいるとパーティ全体の行動が制約される」という問題に関しては、ArMの場合はあまり問題になりません。どのPCもStory Flawを抱えているのが普通であり、お互い様という面があるのです。

 Story Flawは「深淵」の運命のようなものです。「○○の呪い」のような払拭したい障害、「実は自分とそっくりな外見の人物がいる」「生涯の敵がいる」「庇護すべき弱者を抱えている」といった設定などがあります。Story Flawの中には一見して欠点とは思われないもの、例えば「Animal Companionがいる」などもありますが、Animal Companionが失踪したり敵に捕まったりトラブルを起こしたりなど、シナリオねたにもなるのです。
 ArMの場合、Story Flawの取得は義務ではありません。従って、特に自分のPCが主役で当事者となるシナリオが遊びたい訳ではないPLは、Story Flawを取得すべきではありません。
 ですが、遊びたいシナリオはないけどStory Flawを取ってVirtueは稼ぎたい、という人もいるでしょう。実はそういう人の為に、Favor (頼みを断れない恩人) というStory Flawがあります。SGはその恩人からの依頼・命令という形でシナリオを導入しますので、そのPLが他のPCを誘ってシナリオをクリアすることになります。(勿論、深い意図の元にFavorを取ることも考えられます。複雑な利害関係のもとに設立されたコブナントを舞台にTribunal内の政治ネタを元に遊びたいとか、俗世の権力者の意向とOrder of Hermesの規則の板挟みを遊びたいとか)

 Story Flaw自体は高々20-30個程度しかありません。従って、例えば「幽霊に呪われている」というStory Flawを取ったとしても、幽霊の正体とか、なぜPCが呪われているのか、呪われているとどの様な不利益があるのか、何をすれば呪いが解けるのか、などなど考える事が沢山あります。修行と研究の果てに対決して滅ぼすのか、伝説・伝承を調べ真相を調査して明らかにする事で呪いが解けるのか、などキャンペーンのなかで何をするつもりなのかをSGと相談する必要があります。もしかしたら他のPCのStory Flawと関係させる事が出来るかもしれません。その方がシナリオに深みが出ますね。
 上記の様な、Story Flawの詳細を考えて行くと、PCの設定も考える事になります。出身はどこなのか、弟子入りする前はどんな境遇だったのか、師匠はどんな人なのか、なぜ舞台となるコブナントのある土地に来たのか、などなど。

 また、大事な事は、Story Flawの当事者は自分ですから、PCの能力や得意分野を考える時に、Story Flawに直面する際のシナリオで、自分が活躍出来る必要があります。例えば「生涯の敵」であれば、敵が自分にどんな迷惑をかけてくるかを考えて、それに対処出来るPCを作るべきでしょう。

 なお、Story Flawと良く似た物に"Personality Flaw"というものがあります。「○○せねばならない」という強い動機や義務感、「つい困っている人を助けてしまう」「強欲だ」などなどの性格です。これらも実質的にはStory Flawと同様の働きをします。

 ArMにおいては「まずPCありき。PCの設定やFlawに応じて、SGはキャンペーンを組み立てシナリオを作る」です。
 PLがキャラメイクする際には、どんなシナリオを遊びたいかを遊びたいのかをまず考え、それに対応したStory FlawをSGと相談の上で決め、そこで活躍出来る能力を設定する、ということになります。

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2008/01/14

[D&D] Magic Items in 4e 

Re: The one and only "Ask the Realms authors/designers thread" 3 @ Wizards Community

Richard Baker曰く、
Our ulterior motive there is simply that wands and staves are becoming the wizard's "weapons," so a wizard might have a +3 wand the same way the fighter has a +3 sword.
だそうで、つまり従来の様なfireballが50発詰まったwandというのは無くなるようだ。

なおEN World Forumでは、Rich Bakerは4eルールに付いて情報リーク源として有用、つまり掲示板などでの質疑で情報を色々書いてしまう、と思われているようだ。まぁあまり過ぎるとWotCが差し止めしてしまうのかもしれないし、一方で観測気球を上げる役なのかもしれないな。

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[D&D] Mongoose and D&D4E 

Mongoose and D&D 4E @ Planet Mongoose

 Mongoose Mattの4e OGL/SRDに対する発言。
 どこの3rd partyも参入しないなら、$5,000払っても大きな儲け。誰もが参入するならば競争が激しすぎて儲からない。
 それは何を出版するかにもいえる。d20でも最初はシナリオ、ついで追加ルールへとシフトして行ったわけで。
 結論として、どのような形でMongooseが参入するのか(そもそもするのか)などはっきりした事は述べていない。

 ところで、Mongoose MattがEN World Forumに書いていたけど、今年はライターを募集するから、希望者はSigns & Portentsに投稿するんだ、そのライターの中から選ぶから、ということらしい。
 D&D関係のライターがDungeon誌から選ばれるのと同じようなんものかな。

ところで、HJ社は$5,000払って翻訳開始しないのかな?

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2008/01/13

[RPG][d20] Simple Combat Resolution Rules by Ryan Dancey 

Grab dice, roll dice! @ RSDancey On The Web

 Open Gaming Licence推進者として有名なRyan DanceyのBlogより。
 彼が考えた戦闘ルールというのが書かれていて楽しそうなので紹介。感じとしてはd20 RPGをベースに、T&T風のダイスじゃらじゃら+「Aの魔法陣」の成功要素集め、みたいな感じなのかな。緻密なtactical combatとは無縁なので、Power gamer向けではない。

---
 PLたちはdice poolを作る。これがパーティ戦力となる。
 敵側もパーティ戦力ダイスを作る。
 これを振って、比べて、大きかった方が勝ち。

 但しこれにロールプレイの要素を加える。こんな感じで、何かを犠牲にビッドを行う:
 何をどう犠牲にすると賭けをしたら、どのくらいボーナスが貰えるかは、お互いに話し合って決めるとする。

 敵に勝っても、敵からアイテムを奪える訳ではない。例えばシナリオのキーアイテムを敵から得る為には、敵がそのアイテムを賭けの代償に出してくるか、あるいは出す様に相談するかということになる。
 そして自分のPCの死と引き換えに相手に賭けを強いる事 --- 「私が勝ったらその鍵を貰う。負けたら私のPCは死ぬ。」 --- が出来る。

--- 
 簡易戦闘ルールとしてはどんな感じかな?

 各プレイグループ毎に、どのぐらいの犠牲を差し出せばどのくらいボーナスを得るか、のガイドラインが必要になる/形成される必要があるだろう。
 PLに求められる事は、犠牲に差し出せるアイテムを多数持つ事なんだろうか?(笑)。パーティと敵の戦力ダイスを眺めながら、勝ち目が出るまで、戦闘シーン描写を演出し、こういう工夫をするのでこれだけボーナスが欲しい、を提案する。そうする事で、戦闘状況を描写したり、ロールプレイを行ったり出来る。

 私がルールに追加するとしたら、賭けの代償に差し出すリソースというのはアイテムとか能力に限る必要は無いと思うのだ。キャラクターの背景設定というのもリソースとして考えて良いというのが、「天羅万象」などのRPGで我々が学んだ事でもある。「5年前の戦いで儂は逃げた。しかし此度は儂は逃げたりせぬ。」とか言って、「後悔:昔、仲間を見捨てて逃げた」とかをリソースに賭けをしてもいいのかもしれない --- その場合、勝ったら後悔を払拭し、負けたら逃げる事を恥と思わなくなるとかで、どっちにせよ設定が無くなるのかな?。
 「勝たねばならないという想いの強い方が勝つ」というのが、ある種のドラマ指向RPGの世界法則だとしたら、そういう要素を付け加えてもいいのかもしれない。

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2008/01/12

[Joke][D&D] Chuck Norris to be in the 4e Core Pantheon 

Chuck Norris to be in the 4e Core Pantheon @ EN World Forum

 定番のChuck NorrisネタJoke。(実はWikipediaにすらチャック・ノリスジョークの解説があるのだね。知らなかった。)
 「人気があるので、Chuck Norrisは次のPHBでDeityになることになった。Potfolioは畏怖(Awesome)と上段回し蹴り(Roundhouse Kicks in the Face)。」 で始まるのだが、おかしいと書かれていた"Chuck Norris is the reason Ilmater suffers."は確かにおかしい。

 ShadowrunでもChuck Norrisネタ記事があったし、みんな好きだなぁ。Ars MagicaでもHouse of Chuck Norrisとか考えるべきなのかなぁ。

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[RPG] Re: Social Network of RPG Designers 

 [RPG] Social Network of RPG Designers への追記

 TRPG史の初期に関しては、地理的に同じ場所にいることが重要だったと考える。初期のD&D関係者はLake Genevaの仲良しクラブの面々だった訳だし。

 多分ある時期から、地理的重要性は薄れて行く。USENETとかの上に作られたMailing Listとかがファンのコミュニティとして発達して行くから。少なくともGlorantha, Ars Magica, ShadowrunなどではBERKLISTと呼ばれるMailing Listシステムが活発に活動していたはず。
 往時の状況に関して、例えばShadowrunとかだと、Dark Load on HighことTom DowdがML上でQ&Aを答えていたとか、NERPSなどのnetbookが作られたりとか。もう当時の記事を探すのは難しいのだけど、BERKLISTの活発な発言者→FASAがライターとして登用みたいな流れがあってもおかしく無い様な気がする。
 Ars Magicaに関しては、BERKLIST→大手ArM同人誌(前だとHermes' Portalとか今だとSub Rosaだとか)に投稿→Atlasから原稿依頼、みたいな感じが続いてる。
 D&Dの場合は、登竜門的なDungeon誌へのシナリオ投稿というのがあるんだけど、Greyhawkなんかネット上のコミュニティが存続に果たした役目は大きいんじゃないかな。World of Darknessとかは良く解らない。

 日本の場合はどうなんだろう?初期(ネット以前)は地理的な繋がり(例えば大学のサークルとか)が重要なはず。ある時期から、例えばEXCELネットとかNiftyとかパソコン通信で人を分類出来るかも。

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2008/01/11

[RPG] Social Network of RPG Designers 

TRPG研究 @ まりおんのらんだむと〜く

TRPG史 がシステムの発展史であるとするなら、できるかぎりのシステムをリストアップし、その製作者・出版社で時系列に分類、製作者のあいだの関係(同じ大学出身、同じサークル出身など)もふくめ、それぞれシステム間の影響をまとめると、全体が俯瞰できていいかもしれませんね。(日本/海外含め)

 Atlas Gamesの2007/12の記事の"ArM5 Analyzed!"という記事は、ArM5のルールやサプリで一緒に仕事をしたかどうかの情報を元に、social networkを分析しようとした試みです。分析結果は結果GIF画像みたいに書かれているが、まぁこれ自体はさほど印象的ではないかも。

 で、プログラミングが得意でかつ暇な人がいたら、これをArM5だけじゃなくて他のRPGに対して行うと良いと思うのだ。

 Pen & Paper RPG DatabaseというWebsiteがあって、部屋の中から古い海外RPGの現物を探すのが面倒あるいは不可能(持ってないとか)な時に書誌情報を調べるのに重宝している。ここは著者や製品ラインとかからサプリとかを検索出来る様になっている。情報は一定のフォーマットで提示されているので、原理的にはそれらを自動的に解析するプログラムを書けばいいはず。
 そうやって情報を集積してネットワーク解析したり、「出版社:Green Ronin Publishing」とか「製品:TORG」とか「年代:1995-2000」とかで抽出してネットワーク上で色分けしてみたりとか、楽しめそうな気がするんだが。
 勿論、サイト管理者に素直に理由を話して、RDB上のデータを分けてもらう方が簡単かつ正道という気はする。本格的にするならば、多分そうすべきなんだろうな。

 まぁそこまでしなくても、このWebsiteは見ているだけで楽しい。誰かゲームデザイナーを一人選んでそのページを見ると、その人の業績が一覧になって見える。例えばWotCのDirector of RPG R&Dなんて地位に上り詰めたBill Slavicsekとか、West End Games製品→TSRの製品→WotC内で出世、みたいな個人史が伺える。誰々のデヴュー作て何々なのか、とか判る。
 国産RPGについて、同様に機械処理が可能な程度に一定のフォーマットで書誌情報を公開しているサイトはあるかなぁ。

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[D&D] To 4E or Not to 4E 

To 4E or Not to 4E @ Ex-Teenage Rebel
Some Further Thoughts @ Ex-Teenage Rebel

 EN World Forum経由で、Green Ronin PublishingのChris Pramasのblog。
 Green RoninがD&D4eのサードパーティをやるか否かみたいな話。

 Green Roninは製品ラインを4つ持っていて、Mutants & Masterminds, True20はそれ自体のゲームシステムがあるので4eとは無関係。そのうち出るA Song of Ice and Fire RPGも同様。Freeportはゲームシステムとは無関係の汎用FRPG向け製品ということで、OGLをする必要は実は無い。
 $5,000を出さないと4eの出来をチェック出来ず、出来を見ないとGreen Roninとして投資すべきか判断出来ない。第一陣のOGL製品を出す事に躊躇っているようですな。

 個人的にはGreen Roninには独自製品で頑張って欲しいなぁ。

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[D&D] Heroic death and not-so-quite-heroic death 

 最近はD&D4e関係の話題がblogで結構出てますね。年が明けてWotCが情報をかなり出すようになったというのが大きく、EN Worldなどの掲示板も盛り上がっている様子。あと、日本だとD16の日記の影響も大きい様に思った(あちこちで引用されてます)。うちのblogの記事を紹介して頂きどうもありがとうございました>D16さん。

Cheating, Action Points, and Second Wind @ EN World Forum

 仮に戦術ゲーム的遊び方の対極に、ドラマ指向とか物語指向みたいなものがあるとしよう。そういう遊び方をする上では、PCがつまらない理由で死ぬのは都合が悪い。しかし、Action PointとかSecond Windとかがあると、そういった不都合が減るような気がする。
 無論、非戦闘状況下(例えば交渉判定)の方が一回の判定が取り返しのつかない失敗(以後の再交渉の余地のない失敗とか)になるとも言えるし、生きてさえいれば何とでもなると思えば非戦闘状況下の判定失敗などはどうでも良いとも言える。Second Windは非戦闘状況ではあまり役に立たない。

 「物語的にはここは失敗すべきでは無い」というシーンってあるよね。例えば、振り直し権のチケットを湯水の如く注ぎ込んでnatural 20を狙うしか無い状況とか。それは勿論、盛り上がる最終戦闘で、このラウンドにあと一撃を加えられなければ、敵のターンに致命的な攻撃を喰らって大惨事みたいな状況とか。でも、そういう戦闘より寧ろ非戦闘的な行動、例えばpick pocketとか、試みるならば確実に成功しなくては意味が無い --- 失敗するとなんか色々台無し --- 行動だったりする。(例えば映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」の1作目のあれとか)

 「所謂ヒーローポイント的なものはルールに定められている以上PLの管理すべきリソースで」みたいな議論も可能な訳だが、「ヒーローポイントみたいなのがあるのは(私の慣れ親しんだ)D&Dじゃ無い」という意見もある。

 1) No level loss for character death. 2) Rules for handling the "Dramatic Sacrifice." 3) Action points for enabling "cinematic" heroics and heroic survival. 4) Elimination of "random death" events. 5) Reduction of "reset" spells, like Raise Dead.を提案している人もいる。1)がなぜ必要なのかというと、PCの死をPLへのペナルティとすべきでは無い、同じレベルのPCを新規に作って参加出来る様にする、ということらしい。個人的にはこういうルールの方が好き。

 D&D4eだけの議論と捉えず、ヒーローポイント論あるいはダイス目誤摩化し論みたいな話と思って読むといいかも。真にストイックであればAction PointすらChatingと思えるということなのかなぁ。

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2008/01/10

[Misc] Deceiving Surveillance Camera 

お天気カメラが核爆発の瞬間を捉えて生放送 @ GIGAZINE

 チェコの公共放送にて、よくある朝のお天気番組(延々とカメラが各地の映像を届けながら今日のお天気を伝えるというやつ)の放送中にピカッと白い閃光が走り、核爆発と思われるキノコ雲が発生。その一部始終が生放送されたとのこと。
という事件(上記ページからYouTube画像へのリンクあり)についての記事。

 勿論、実際に核爆発があった訳ではなく、どうやって画像を偽造したかについても上記ページから辿ることが出来る。私はこの手のpractical jokeの類いは常に好きだ。

 行ったのはある種の芸術家集団らしいのだが、監視カメラの画像を誤摩化すというのはサイバーパンクもので良くある状況だ。その手のRPGが好きな人は、もしかしたら参考になるかもしれん。

 

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[ArM] A Kind of Wikipedia for Ars Magica 

 Ars Magica Mailing Listで今年に入って一番活発に話されている話題は、「Ars Magicaに関するWikipediaみたいなencyclopediaを作って、様々なサプリの情報とかを集約したら便利じゃない?」という話題。
 勿論、Atlas Gamesの出版物を丸々引用するのは著作権的に問題がある訳で、「○○なことをするのはまずいはず。しかし私は法律家じゃないし。」みたいな感じの書き込みが多かった。
 1/9になってようやくDavid Chartが書き込みを行い、John Nephew(Atlasの社長)も召喚されつつあるようだ。
 言っている事は非常に当たり前の事で、

 収益を得るな、というのは割と厳しく守らせるつもりらしく、「Ars Magica関係のwebpageに広告で収入」というのも駄目らしい。まぁこのblogとかadsense広告とか入ってないからそこは問題無いのだが。
 コミケ同人誌でArs Magica本とか、そういうこと言われると作りにくくて困っちゃうよな、みたいな話はある。世の中には儲かっている同人誌もあるんだろうけど、Ars Magica本とかきっと儲かるほど売れないというか在庫抱えて赤字になるに決まっているというか、どうせ売値≒印刷製本代にしかならない(いままで作った同人誌はそう)とか。まぁPDFをwebsiteで公開するので最近は充分ではあるのだろうな。

 で、興味深いのが、PDF版に対するDavid Chartの意見。
Not a public one, so far as I know. It wasn't a very quiet experiment, though -- it was the release of the ArM4 PDF.
Still, what it comes down to is: we tried it, it had a serious negative effect on sales, and we are thus not inclined to try it again unless we have a purpose other than increasing sales of that book in mind.

---
追記:2008/1/10
記事内容を訂正。その後の議論から見るに、売れ行きが悪くなったのは、ArM4 PDFの為に、ArM4が売れなくなった、ということらしい。
但し、時期的には同じ頃にArM5への版上げの発表があったりなどで、そりゃArM4の買い控えも起きるわな。

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2008/01/09

[D&D] D&D4e SRD 

D&D 4th Edition System Reference Document and OGL Designer's Kit @ WotC

 [D&D]OGL・SRDメモ @ D16の日記経由。

 2008/6/6 には我々一般人も無料のSRD for D&D4eにアクセス出来るのは喜ばしい限り。
 一方でサードパーティが前回のd20バブルのようにOGL製品を出すかというと、かなり怪しいと私は予想。3.5eへの改版で痛い目を見た連中がどうするかなぁ。かつてのMoongooseのQuintesential本みたいなものはWotCが自らComplete本を出すので商売になりにくい。気合いを入れてワールドガイド&連作シナリオなどと長期製品ラインを組むにはWotCの突然の改版が怖い。実際MoongooseもGreen Roninも自社オリジナルのゲームシステムの方へと舵を切った訳だし。

 ところでですね。5,000 US$というのは個人で出すには難しいんだけど、50人でなら出せない金額じゃない。SRDの正規ライセンスを買って、D&Dのファンコミュニティで和訳して、SRD和訳本を同人出版してみては?と思うのだが。
 D&D3.0eの翻訳に際しては、例えば訳語の選定に関してとか結構不満(例えばポイニクスとか)出てたじゃん。自分たちで相談して訳語を選べば、仮に不満があっても自分たちの責任だ。
 勿論、HJからお金を貰って翻訳しているプロの人々は参加しにくいよな。
 まぁ、6月まで待って、無料版SRDが公開になった後に、改めてWotCに掛け合うというのはありかもしれん。和訳文の権利をWotCに与える代わりに、自分たちで訳した日本語SRDをWotCサイトで公開してもらう、とか。

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2008/01/05

[ArM] The Net Wizard's Grimoire 

The Net Wizard's Grimoire

 The Net Wizard's Grimoireは、オリジナルの呪文やVirtues&Flawsを投稿出来る、Wikiベースのサイトです。

 Ars Magicaは呪文を自由に開発出来るのが売りのRPGなんだが、そうはいっても初心者にはなかなか敷居が高いのも事実。既に誰かがデザインした物があればちょっと手直しして使えたりなど、かなり便利です。

 呪文を投稿する方法はAdd A Spellのページを参照。

呪文の説明を英語で書くのがちょっと大変だが、私もCrIm呪文を一つ投稿してみた。

 注意すべき点は、自分に権利が無い呪文(ルールブックの呪文とか)を投稿しない事。当たり前のことなんだが。

 割と面白いと思ったのが、Tyrrell's big list of level 3 spellsと題して、3Lv呪文が多数投稿されている事。3Lvならどんなマギでも即興呪文で唱えられると思う。

 興味深いサイト(どうせならば、enchanted itemも投稿出来るサイトだとよかったのにとは思うのだが)なので、ArMに興味のある人は是非覗いてみるべきだろう。そして自作呪文を是非投稿して欲しい。Hermetic OathにもLet us work together as one and grow hale and strong. とあるし。

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[Movie] Scoop 

タロットカード殺人事件 @ goo映画
Scoop (2006) @ IMDB
Scoop @ Empire Online

 舞台は現代のロンドン。ヒロイン(スカーレット・ヨハンセン)は、セレブな友人宅に滞在中のアメリカ人でジャーナリスト志望。たまたま遊びに行ったマジックショーで、新聞記者の幽霊から連続娼婦殺人事件の犯人が青年貴族(ヒュー・ジャックマン)であるという特ダネを明かされる。スクープをものにしようと、三流マジシャンのスプレンディーニ(ウディ・アレン)と組んで近づくが...。
というミステリ・コメディ。コメディなんだけど上品に仕上がっていて、さすがはウディ・アレンという感じ。
 ネタバレ出来ないが、最後のオチが大変におかしい。

 Empireの投票だと、84%の人が"Best Film Ever"と最高点をつけていて、要するにEmpireを読む様な連中が好きそうな愚かしさに満ちたコメディだということ。(概ね私の好みと一致しているので、映画を見るかどうかの事前評価にEmpireの評価をいつも利用してる。)
 なんか、BBC Filmが関係しているにも関わらず、UKでは未上映でUSでは上映済み。しかしEmpireではなぜか投票されていて、「どうしてUKではまだ上映しないんだ、待ちきれないよ」みたいな恨みの声が上がっていたりなど、ちょっと落ち着け>UKの連中。

 東京だとまだ新宿武蔵野館でレイトショーで上映してます。あとどれだけ上映しているか判らないのでこの週末にでもぜひ。個人的にはこの正月一押しな映画。

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2008/01/03

[D&D] DAC 2008 and Targets thereof 

DAC 2008

 DAC2008の告知ページ。企業系の展示イベントっぽいWebページなのがなんかおかしい。作者はそういった業界の方なのかな。
 今年もD&Derの為のイベントが行われます。スタッフの皆様、頑張って下さい。成功を祈っております。

 で、割と興味深いと思ったのが、マーケットポジション(jpg画像)という画像。マーケット(対象)をTRPGとD&Dの2軸で分類していて、TRPG=×の層は「実践コース初心者卓」で対応する。TRPG=○かつD&D=○の層には、一般卓や企画卓で対応する。では、TRPG=○かつD&D=×の層は?

 DAC2008のマーケットポジションとしては、そういった層は対象外らしい。なかなか興味深い割り切り方だと思う。

 「D&D初心者≠TRPG初心者」というのは事実で、ソードワールド(最近だとFEARのゲームとか?)をやり込んだ人は勿論TRPGのベテランであって、単にD&Dのルールに慣れてないだけだよね、と思う。
 じゃあ、そういった層をD&Dオンリーのコンベンションでどう扱うかというと、まぁ確かに難しいよな。ゲームシステムに依存しない部分のTRPGスキルを活かすことが出来るD&Dのシナリオを遊んでもらう、というのは無理だとは思わない(例えば普通のシティアドベンチャーとかでいいよね)んだけど、「ダンジョンをパーティで踏破するD&Dならではの楽しみを味わってもらう事が重要なのだ」というD&Derとってはそういうのは考慮外なのかもしれんなぁ。

 「D&Derは、他のTRPGを遊んでいる層を取り込むことに熱心ではない」みたいな批判をしている人はいたし、過去のDACに対して非D&Derへの配慮不足を述べている人もいた。
 そういった批判があったことを思い出すと、このマーケットポジションの表は色々考えさせられる。

 勿論、D&D軸の示す物が「D&D経験」ではなく「D&Dが好き」だというならば、また図の意味が変わってくるのかも。「TRPG好き、D&Dは好きでない」という人がDACに居場所が無いのは当然かも。その場合「TRPG=×、D&D=×」が実践コース初心者卓をどう解釈するのか謎ではあるのだが。

 まぁ、部外者の私が重箱の隅をつついているだけなのかもしれない。そこまで深く考えて作った図ではないのかもしれない。関係者の方はこの文章を読んで不快に思うかもしれない。
 でもまぁ、TRPGerというさほど大きくも無く社会的認知も高く無いコミュニティの中で、D&Derが非D&Derを疎外しているのだとしたら、それはあまり良い事とは思えないのだけど。

---
追記:2008/1/9
 今日、件のページを見に行ったところ、上記で取り上げた図は『「DAC2007まで」のターゲット層である』という扱いになるようにページが修正されていた。DAC2008では件の対象外の人々には、「他ゲームからの導入」という卓が割り当てられる、という図が追加されていた。
 DAC2008の図の通りの運営がされるのか否かについては、最終的には開催後のネット上の風評が判断するとは思う。
 が、運営側が非D&Derも歓迎する姿勢を示す現れとして今回のWebページ修正はポジティブに評価されるべきであり、今回の修正は望ましいと思う。

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2008/01/01

[Misc] Happy New Year 

あけましておめでとうございます。

 年末年始はまとまった休みということで、Ars Magica FAQの翻訳をしています。なんというかそもそも需要があるのか(ArMのプレイ人口なんて指で数えられる程度しかいないのでは?かつ全員英語読めるよね?)という気もしなくもないけど、Project Redcap担当者としてFAQは本当は掲載したいところなので。

 今年はD&D4eが出版されたりなど、D&D関係では結構動きがある年ですな。D&D4eのpreview本を眺めていたりします。なかなか良い事が書いてあるのだけど、Corerule出版後1年も経ったら追加クラスやらなんやらで結局3e同様のぐだぐだな複雑さに陥るのだろうなぁ。基本背景世界変更に伴いFRの背景設定をまた大幅変更するという話があるようでそちらも結構心配。

 Ars Magicaに関して言うと、Art & Academe が1月に出版される予定。The Lion and the Lilyは、無事に2007年中に出版されました(私はAmazonからの配達待ち状態)。
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追記:2008/1/3
US AmazonよりThe Lion and the Lilyが到着。Crunchyな要素はどうやらなさそうなので、のんびり眺めればよさそう。Rhine tribunalとの関係に着目かなぁ。

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