2007/12/30
[D&D] Player Character in D&D 4e
4E - 4e Playtest Characters @ EN World Forum
年末年始で暇になったんで、D&D 4E関係のforumを眺めてみたりとか。
で、4e のPC (1Lv)がどんな感じなのかについての情報がこれ。多分NDAとかがあってそのままの情報は提供出来ないのだと推測されるが、出来る範囲内で4eの雰囲気を伝えようとしてくれている様子。
PCの能力は
なんというか、普通のエンカウンターはPer Encounter能力を使って敵を倒し、ボス戦ではPer Day能力を使って総力戦ということなのかな。あるいはFEARゲー的(どのPCもフレーバーは違えど戦闘力が同程度にある、ボス戦では回数制限のある神業とかを使う)になりつつあるんだろうか。
4eのルールコンセプトは、個人的には非常にセンスが良いと思っている。ただ、結局のところD&Dなんで、scrollとかそういうのが入りだすと結局3e的になってしまうのかもしれないなぁ。
興味深いのは。1LvキャラにしてはHPが3倍と多く(武器ダメージは3eと同程度なのに)、second windとかを考えると実質HPが40+ぐらいあることだ。これについては4E - Triple HP at 1st level?によるとStar Wars Saga Editionから導入された概念らしく"The PCs will NEVER DIE IN ONE SHOT."ということらしい。"As a DM, I hate the fragility of low level PCs."と書いている人がいるが、私もこれに全く同意(昔、AMCで初心者卓で私が4Lv PCを使わせたことについて批判されたんだけど、1HDとかじゃPCすぐ死ぬから4HDにしたのだよね)。
無論、1Lv PCのHPが多いことについては、"Honestly, that's one part that I really dislike about 4E - it looks like they're totally discontinuing low-level play,"と、私と正反対の意見を持っている人もいる。
この問題については、Your preference for how "fragile" 1st-level character should beという投票結果を見てもらうのが良いだろう。EN World Forumなんで主としてDMという投票者がおおいのは仕方がないとして、DMの3/4ぐらいの人は、1Lv PCがもっとtoughで良いと思っているようだ。
「1LvはdeadlyでPCがすぐ死ぬところが良い」とか言っている古参DMの人達は、4eでは認識を改めるべきかもしれんね。WotCはD&D4eはそういうゲームではないと考えているということなんだろう。
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年末年始で暇になったんで、D&D 4E関係のforumを眺めてみたりとか。
で、4e のPC (1Lv)がどんな感じなのかについての情報がこれ。多分NDAとかがあってそのままの情報は提供出来ないのだと推測されるが、出来る範囲内で4eの雰囲気を伝えようとしてくれている様子。
PCの能力は
- At Will: 通常のmelee attackとか、Eldritch Blastとか、Touch of Healingとか。Standard actionで普通に毎ラウンド出来ることはここに。3eの感覚だとcure light woundsがat willのようなもので、もうcureのwand買わなくていいのだろうな。
- Per Encounter: 3eだと呪文、特にbuff spellとか攻撃補助みたいなのがここに入るのかな?Second Windという能力を全員が持っていて、HPが減ってblooded状態になると自動発動して回復する能力らしい。低レベルでの生存率はかなり上がるのではなかろうか? --- DMが大人げなく高ダメージの一撃死を狙わない限り。
- Per Day: ボス戦向けの能力。Shield of Faithとかだと味方全員にボーナスとか。
なんというか、普通のエンカウンターはPer Encounter能力を使って敵を倒し、ボス戦ではPer Day能力を使って総力戦ということなのかな。あるいはFEARゲー的(どのPCもフレーバーは違えど戦闘力が同程度にある、ボス戦では回数制限のある神業とかを使う)になりつつあるんだろうか。
4eのルールコンセプトは、個人的には非常にセンスが良いと思っている。ただ、結局のところD&Dなんで、scrollとかそういうのが入りだすと結局3e的になってしまうのかもしれないなぁ。
興味深いのは。1LvキャラにしてはHPが3倍と多く(武器ダメージは3eと同程度なのに)、second windとかを考えると実質HPが40+ぐらいあることだ。これについては4E - Triple HP at 1st level?によるとStar Wars Saga Editionから導入された概念らしく"The PCs will NEVER DIE IN ONE SHOT."ということらしい。"As a DM, I hate the fragility of low level PCs."と書いている人がいるが、私もこれに全く同意(昔、AMCで初心者卓で私が4Lv PCを使わせたことについて批判されたんだけど、1HDとかじゃPCすぐ死ぬから4HDにしたのだよね)。
無論、1Lv PCのHPが多いことについては、"Honestly, that's one part that I really dislike about 4E - it looks like they're totally discontinuing low-level play,"と、私と正反対の意見を持っている人もいる。
この問題については、Your preference for how "fragile" 1st-level character should beという投票結果を見てもらうのが良いだろう。EN World Forumなんで主としてDMという投票者がおおいのは仕方がないとして、DMの3/4ぐらいの人は、1Lv PCがもっとtoughで良いと思っているようだ。
「1LvはdeadlyでPCがすぐ死ぬところが良い」とか言っている古参DMの人達は、4eでは認識を改めるべきかもしれんね。WotCはD&D4eはそういうゲームではないと考えているということなんだろう。
Labels: Dungeons and Dragons
2007/12/29
[ArM] NHK Radio Lecture about Middle Ages
中世ヨーロッパ生活誌 (NHKシリーズ NHKカルチャーアワー・歴史再発見) @ NHKラジオ第2放送 (2008/1-3)
NHKラジオで、中世ヨーロッパに関する教養番組を放送するらしく、そのテキストが現在本屋で売られています。
中世といっても西ローマ帝国滅亡〜東ローマ帝国滅亡で1000年ぐらいの期間であり、その全部がArs Magicaに直接関係する訳ではない(Ars Magicaの舞台は13世紀初)のですが、中世ヨーロッパについて本とか読んでない人とかには、格好の入門書かもしれない。ともかくも1000円以下だし。
難を言えば、例えば12世紀ルネサンスの話とか当時の知識人階級とか写本云々とか、中世の学問に関する話が抜けている様に思われ、Ars Magicaを遊ぶ上では色々残念な感じだけど、まぁその辺りは別途、例えば12世紀ルネサンス本とかを読めばいいかと思う。
あと、講師の専門の都合でフランスの話が多い。ドイツだったら、うちのOutpost Sagaに最適なのになぁ。逆に、この冬に発売されたThe Lion and the Lilyを使ってNormandy Tribunalを舞台に遊ぶというのであればぴったりかもしれない。
講師の堀越宏一氏は「中世ヨーロッパを生きる」(東京大学出版会)という本も編集してます。これは私も持っていますが良い本でお薦め。
NHKラジオ番組だというのが残念だよねぇ。本当はテレビ放送で中世に関する資料映像付き、最悪駄目でも中世の雰囲気を残した街とか教会とかの映像付きならいいのに...というかフランス旅行したいなぁ。
タクティクスとかRPGマガジンの初期の頃とかは、この手の中世ヨーロッパに関する記事とかがRPG雑誌に載っていて、その辺りから例えば阿部謹也の著作を読んだりへの導入とかがなされていたものだが、最近はそういうはあまり無いよねぇ --- とか言っていると老害認定されるのかな?
ところでうちのArs MagicaキャンペーンのOutpost Sagaですが、仕事で忙しくなったPLが1名抜けまして、追加募集しないのかとStory Guideに尋ねたところ、そもそも常時募集中で閉め切ってない、とのこと。
Ars Magicaに興味はあるけど遊んだ事が無い人は多いと思うので、興味の有る方は上記リンクから連絡を取ってみてはいかがだろうか。
---
2007/12/31 追記
一部文章が欠けていたのを修正。
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NHKラジオで、中世ヨーロッパに関する教養番組を放送するらしく、そのテキストが現在本屋で売られています。
中世といっても西ローマ帝国滅亡〜東ローマ帝国滅亡で1000年ぐらいの期間であり、その全部がArs Magicaに直接関係する訳ではない(Ars Magicaの舞台は13世紀初)のですが、中世ヨーロッパについて本とか読んでない人とかには、格好の入門書かもしれない。ともかくも1000円以下だし。
難を言えば、例えば12世紀ルネサンスの話とか当時の知識人階級とか写本云々とか、中世の学問に関する話が抜けている様に思われ、Ars Magicaを遊ぶ上では色々残念な感じだけど、まぁその辺りは別途、例えば12世紀ルネサンス本とかを読めばいいかと思う。
あと、講師の専門の都合でフランスの話が多い。ドイツだったら、うちのOutpost Sagaに最適なのになぁ。逆に、この冬に発売されたThe Lion and the Lilyを使ってNormandy Tribunalを舞台に遊ぶというのであればぴったりかもしれない。
講師の堀越宏一氏は「中世ヨーロッパを生きる」(東京大学出版会)という本も編集してます。これは私も持っていますが良い本でお薦め。
NHKラジオ番組だというのが残念だよねぇ。本当はテレビ放送で中世に関する資料映像付き、最悪駄目でも中世の雰囲気を残した街とか教会とかの映像付きならいいのに...というかフランス旅行したいなぁ。
タクティクスとかRPGマガジンの初期の頃とかは、この手の中世ヨーロッパに関する記事とかがRPG雑誌に載っていて、その辺りから例えば阿部謹也の著作を読んだりへの導入とかがなされていたものだが、最近はそういうはあまり無いよねぇ --- とか言っていると老害認定されるのかな?
ところでうちのArs MagicaキャンペーンのOutpost Sagaですが、仕事で忙しくなったPLが1名抜けまして、追加募集しないのかとStory Guideに尋ねたところ、そもそも常時募集中で閉め切ってない、とのこと。
Ars Magicaに興味はあるけど遊んだ事が無い人は多いと思うので、興味の有る方は上記リンクから連絡を取ってみてはいかがだろうか。
---
2007/12/31 追記
一部文章が欠けていたのを修正。
Labels: Ars Magica
2007/12/23
[ArM] Review: Sub Rosa Magazine #1
Sub Rosa Magazine
Sub Rosa Magazine は、Ars Magica に関する季刊のPDF同人誌です。
著者達は Berklist の常連達、つまりArM4やArM5のライターが書いていたりします。36ページでUS$ 4.5という値段。私は1年分4冊をUS$ 16で購読してます。支払い形態にはTroupe subscriptionというのもあるんだが、値段が倍ぐらいになる。編集ですがDTPはかなり頑張っていて、私のLaTeXそのまんまの同人誌とかとは全然違う。
支払いはPaypalが使える。...Paypal経由で支払ったのはかなり前だと思うので、金を払っても1ヶ月ぐらい待たされる可能性がある、というのに注意。まぁ同人誌だし、間にPaypalが入っているしなぁ。
内容ですが、
と、US$ 4.5だと考えると割とお買い得感がある内容です。お薦め。
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Sub Rosa Magazine は、Ars Magica に関する季刊のPDF同人誌です。
著者達は Berklist の常連達、つまりArM4やArM5のライターが書いていたりします。36ページでUS$ 4.5という値段。私は1年分4冊をUS$ 16で購読してます。支払い形態にはTroupe subscriptionというのもあるんだが、値段が倍ぐらいになる。編集ですがDTPはかなり頑張っていて、私のLaTeXそのまんまの同人誌とかとは全然違う。
支払いはPaypalが使える。...Paypal経由で支払ったのはかなり前だと思うので、金を払っても1ヶ月ぐらい待たされる可能性がある、というのに注意。まぁ同人誌だし、間にPaypalが入っているしなぁ。
内容ですが、
- News from the Line Editor: 次の製品であるThe Lion and the Lilyについての紹介がメイン。Rhine tribunalのテーマが「自然 vs 文明」だとするならば、Normandy tribunalは、「文明が自然を奪ってしまった」状況下における Order of Hermes ということみたい。非常に興味深いテーマだと言えよう。詳しい話は、Sub Rosa #1を各自で読まれたし。
- The Art of Courtly Love: Magiにとっての恋愛への障害とか、Magiは社会的階層としてどこに位置するのか(宮廷恋愛では重要だ)、など興味深い。参考にするといいかもしれんね>SG & Pennalba。
- Covenant Locations: Masada: Levant tribunal の covenant。地図や、コブナントのBoons & Hooks、Story Seedが書かれている。
- Hermetic Vignettes: 短編小説なのでまだ読めてない。
- The Tartalo: シナリオなので読まないことにする。冒頭を読んだ限りでは舞台はピレネー山脈なのかな?一応、敵データはあり。
- The Poor Knights of the Temple of Solomon: テンプル騎士団についての記述が ArM5 のサプリでは弱いのでということらしく、史実寄りじゃない方向で想像力を膨らませて、5回連載で掲載して行くつもりらしい。割と力作の記事の様に思える。
- The End of Hohenstaufen: Berklist投稿記事よりの採録、というか私がHohenstaufenとかWuerttenbergに関する記事をリクエストしたんだよな。Rhine tribunalを舞台にするならば、歴史の勉強として読んでも無駄にはならないだろう。
- Florilegium of House Bjornaer: 著者は、ArM5のHoH:MCでBjornaerについて書いたMark Shirley。HeartbeastにはなれるがGiftは持っていないLost Cubs、動物なんだけどmagiというFeral Magiについて書かれている。
と、US$ 4.5だと考えると割とお買い得感がある内容です。お薦め。
Labels: Ars Magica
2007/12/22
[RPG] What is Roleplaying?
ロールプレイは演技するという意味です @ xenothの日記
最近話題によく取り上げられる事の多いxenothさんのblog。興味深い議論が展開されており、お薦め度は高い。
で、この記事では、コスティキャンのI Have No Words & I Must Designの馬場秀和氏らによる翻訳の誤訳について問題提起している。
うーむ、NiftyのFRPGMの人たちは、少なくとも翻訳はちゃんと翻訳する人たちだと思っていたんだけど、こういうのがあると超訳呼ばわりされても仕方がないかもしれないなぁ。
翻訳するのに費やされた労力に鑑み、たった数行を改竄(意訳とは言わないだろう)してしまったことによって価値が下がったことを考えると、なんか色々残念な気分です。でもまぁ、10年以上も影響力を及ぼし続けた事を考えると、充分元は取れたのかな?
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最近話題によく取り上げられる事の多いxenothさんのblog。興味深い議論が展開されており、お薦め度は高い。
で、この記事では、コスティキャンのI Have No Words & I Must Designの馬場秀和氏らによる翻訳の誤訳について問題提起している。
うーむ、NiftyのFRPGMの人たちは、少なくとも翻訳はちゃんと翻訳する人たちだと思っていたんだけど、こういうのがあると超訳呼ばわりされても仕方がないかもしれないなぁ。
翻訳するのに費やされた労力に鑑み、たった数行を改竄(意訳とは言わないだろう)してしまったことによって価値が下がったことを考えると、なんか色々残念な気分です。でもまぁ、10年以上も影響力を及ぼし続けた事を考えると、充分元は取れたのかな?
Labels: RPG
2007/12/21
[Misc][SR] Sioux Nations in the Real World
北米の先住民族ラコタがアメリカに対して独立宣言を突きつける @ GIGAZINE
Sitting Bull's warriors break away @ The Daily Telegraph
いわゆるスー族のことらしく、場所的にもSioux Nationsだ。あとは魔法が復活すれば...。
2062年のShadowrun世界の世界地図 (PDF)というのがあるので、GIGAZINEの地図と見比べるといいだろう。
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Sitting Bull's warriors break away @ The Daily Telegraph
いわゆるスー族のことらしく、場所的にもSioux Nationsだ。あとは魔法が復活すれば...。
2062年のShadowrun世界の世界地図 (PDF)というのがあるので、GIGAZINEの地図と見比べるといいだろう。