2008/03/12
[RPG] Free RPG for Beginners
[RPGs]教材としてのD20・SRS @ GOD AND GOLEM, Inc.
『「個人利用」の範囲でフリーでまわして配布できるD&D簡易版みたいなシステムを作って、D&D3.5版3冊(2万円相当)を買う金がない子供たちにTRPGの面白さの基礎を伝えられるGMがいたら、既存システム全体の売り上げもだいぶ変わってくるんじゃないですかね?』
入門用RPGとか子供に布教する話とかは、以前[RPG] Re: Decrease of TRPG Circles Attending Comiket に、『例えば中学校の図書室とか図書館と児童館とかにCorerule3冊を寄付するとか。長い目でみればプレイ人口の増加には繋がると思うんだけど』とか書きました。
ネット上で公開されている商用水準の無料TRPGについてはフリーシステム;電脳空間のルールブック達 @ VANAHEIMに良く纏まっています。
あと、D&D4版が出るのは良い機会だと思うので、真面目にWotCにSRDの4版の翻訳許可を貰うというのはどうだろう?
まぁ、3版、3.5版の場合、経験値とレベルの対応表がSRDに無いなど、SRDだけで遊ぶには多少困難も無くはないし、Hobby Japanが4版の翻訳を行うつもりでいると、差し障りが出るかも。(あるいは、翻訳チームの人とか、参加しにくいかもね。)
あと、SRDは結構分量が多いのだよね。対象年齢が何歳なのか判らないけど、何百ページものルールを読ませるのはかなり厳しいのではないかしらん。例えばパワープレイとかぐらいの軽めのゲームシステム(背景世界は無いが)でいいんじゃなかろうか。それともしっかりした背景世界が必要?
#勿論、背景世界云々をいうならば、13世紀ヨーロッパの世界史の勉強を兼ねてArs Magica 4版、というのもあるが、まぁ入門向けRPGとしては勧められん。翻訳はやっていた人達がいたはずなんだけど...。
---
無料だからこそいいものを @ xenothの日記
『D&Dに限らなければ、入門用という位置づけの文庫TRPGが1000円以内のが全国の書店で買えます。
今の日本においてTRPGは、そこまで高いものではないので、無料システムというのが、単に導入コストを減らす、というだけなら、画期的な価値はないでしょう。
無料でつまらないものよりは、千円払って面白いもののほうが良いということはあります。』
うーむ、最近の子供にとっては千円は端金なんだろうか? 文庫RPGの値段を超えると普及は難しいと思うので、文庫の良いものを薦めるというのは判らなくは無い。
でも、無料というのは価値があるかもしれないよ?例えば顧問の先生が財布を痛めずに済むかもしれない。プリントアウトして人数分コピーを取るところまでは先生にとってはOKかもしれないから。その場合、ページ数の少ないRPG(上述のパワープレイとか、あるいはスターターセットの類)が望ましい。
---
そういえば、日本だとWarhammerとか、どういう人々を客層としているのだろう?
Commonwealth諸国(英連邦な国々)の大都市には必ずあると言って良いGames Workshopの店には、小学生の子供が数人程度屯して、アルバイトの高校生だか大学生だかの指導のもと、ミニチュアに塗料を塗っていたりするのを旅行の際に良く見かけた。大きなお兄さんが遊んでくれる、という感じであり、ある種の託児所的な役割を果たしているのかもしれないなぁ。部屋を汚さないという意味でも、塗装は自宅外でやってくれたほうが、親も喜ぶに違いない。
『「個人利用」の範囲でフリーでまわして配布できるD&D簡易版みたいなシステムを作って、D&D3.5版3冊(2万円相当)を買う金がない子供たちにTRPGの面白さの基礎を伝えられるGMがいたら、既存システム全体の売り上げもだいぶ変わってくるんじゃないですかね?』
入門用RPGとか子供に布教する話とかは、以前[RPG] Re: Decrease of TRPG Circles Attending Comiket に、『例えば中学校の図書室とか図書館と児童館とかにCorerule3冊を寄付するとか。長い目でみればプレイ人口の増加には繋がると思うんだけど』とか書きました。
ネット上で公開されている商用水準の無料TRPGについてはフリーシステム;電脳空間のルールブック達 @ VANAHEIMに良く纏まっています。
あと、D&D4版が出るのは良い機会だと思うので、真面目にWotCにSRDの4版の翻訳許可を貰うというのはどうだろう?
- SRDが無料公開されたら、有志で翻訳開始。手っ取り早くはWikiの上ででも共同作業出来るんじゃないかな?勿論、用語辞書を共有する前提でOmegaTの様なフリーの翻訳メモリを使うとか、CVSとかSVNみたいなヴァージョン管理システムを誰かが設置するのもいいかも。その辺は、参加者のコンピュータ知識に応じて色々選択肢はあるだろう。
- 翻訳が終わった文章はSRD管理元に渡して、SRDサイトに日本語訳も置いてもらう。
まぁ、3版、3.5版の場合、経験値とレベルの対応表がSRDに無いなど、SRDだけで遊ぶには多少困難も無くはないし、Hobby Japanが4版の翻訳を行うつもりでいると、差し障りが出るかも。(あるいは、翻訳チームの人とか、参加しにくいかもね。)
あと、SRDは結構分量が多いのだよね。対象年齢が何歳なのか判らないけど、何百ページものルールを読ませるのはかなり厳しいのではないかしらん。例えばパワープレイとかぐらいの軽めのゲームシステム(背景世界は無いが)でいいんじゃなかろうか。それともしっかりした背景世界が必要?
#勿論、背景世界云々をいうならば、13世紀ヨーロッパの世界史の勉強を兼ねてArs Magica 4版、というのもあるが、まぁ入門向けRPGとしては勧められん。翻訳はやっていた人達がいたはずなんだけど...。
---
無料だからこそいいものを @ xenothの日記
『D&Dに限らなければ、入門用という位置づけの文庫TRPGが1000円以内のが全国の書店で買えます。
今の日本においてTRPGは、そこまで高いものではないので、無料システムというのが、単に導入コストを減らす、というだけなら、画期的な価値はないでしょう。
無料でつまらないものよりは、千円払って面白いもののほうが良いということはあります。』
うーむ、最近の子供にとっては千円は端金なんだろうか? 文庫RPGの値段を超えると普及は難しいと思うので、文庫の良いものを薦めるというのは判らなくは無い。
でも、無料というのは価値があるかもしれないよ?例えば顧問の先生が財布を痛めずに済むかもしれない。プリントアウトして人数分コピーを取るところまでは先生にとってはOKかもしれないから。その場合、ページ数の少ないRPG(上述のパワープレイとか、あるいはスターターセットの類)が望ましい。
---
そういえば、日本だとWarhammerとか、どういう人々を客層としているのだろう?
Commonwealth諸国(英連邦な国々)の大都市には必ずあると言って良いGames Workshopの店には、小学生の子供が数人程度屯して、アルバイトの高校生だか大学生だかの指導のもと、ミニチュアに塗料を塗っていたりするのを旅行の際に良く見かけた。大きなお兄さんが遊んでくれる、という感じであり、ある種の託児所的な役割を果たしているのかもしれないなぁ。部屋を汚さないという意味でも、塗装は自宅外でやってくれたほうが、親も喜ぶに違いない。
Labels: RPG
Comments:
SRDのLEGAL INFORMATIONを読んだ限りではSRDを日本語に翻訳して頒布することは可能な気がします。
ただ必要なのはSRDの日本語版ではなく、d20でのQuick Starterに当たるものだと思います。
そういう意味ではビギナーズガイドが当てはまりますが、ちょっと手を出してみるには高いですね。
コストパフォーマンスは良いのですが。
ビギナーズガイドのルールだけを販売してもらうと良いのでしょうね。 (Use This Comment Link)
ただ必要なのはSRDの日本語版ではなく、d20でのQuick Starterに当たるものだと思います。
そういう意味ではビギナーズガイドが当てはまりますが、ちょっと手を出してみるには高いですね。
コストパフォーマンスは良いのですが。
ビギナーズガイドのルールだけを販売してもらうと良いのでしょうね。 (Use This Comment Link)
コメントありがとうございます>名無しさん。
SRDの文章量が子供向けかというと多分違いますよね。Quick Starterが和訳されて無料配布されるのが一番良いのでしょうけど。
SRDのライセンス条項は多分なんとかなると思うし、最終的に著作権者のWotCに許可を貰えばOKなんですよね。和訳した文章の権利を訳者が放棄してWotCに与えればなんとかなるかもとは前々から思ってます。
で、問題なのが用語の訳語なんですよ。SRDを訳すとして、例えばStrengthを筋力と訳すのは創作性の余地が薄いので問題にならないと思う。でも、例えばある種のFeatとかの和訳本の妙な訳語選択について、同じ訳語を当てると創作性を盗んだと言われそうだし、一方で違う訳語を当てちゃうと、日本語版ルールと互換性が無くなる。
訳語の対応表が問題になるはず。
実は、HJがD&D3.0eを翻訳する前にSRDを翻訳すべきだったなぁ、と。そういう意味で、4eでリセットされる可能性がある今がチャンスかな、とか。 (Use This Comment Link)
Post a Comment
SRDの文章量が子供向けかというと多分違いますよね。Quick Starterが和訳されて無料配布されるのが一番良いのでしょうけど。
SRDのライセンス条項は多分なんとかなると思うし、最終的に著作権者のWotCに許可を貰えばOKなんですよね。和訳した文章の権利を訳者が放棄してWotCに与えればなんとかなるかもとは前々から思ってます。
で、問題なのが用語の訳語なんですよ。SRDを訳すとして、例えばStrengthを筋力と訳すのは創作性の余地が薄いので問題にならないと思う。でも、例えばある種のFeatとかの和訳本の妙な訳語選択について、同じ訳語を当てると創作性を盗んだと言われそうだし、一方で違う訳語を当てちゃうと、日本語版ルールと互換性が無くなる。
訳語の対応表が問題になるはず。
実は、HJがD&D3.0eを翻訳する前にSRDを翻訳すべきだったなぁ、と。そういう意味で、4eでリセットされる可能性がある今がチャンスかな、とか。 (Use This Comment Link)