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2006/06/12

[SR4] Re: Player wanted "On the Run" 

[SR4] Player wanted "On the Run"

 先日投稿した上記リンクでのPL募集ですが、ルールブック所持は参加条件として厳しすぎるとの指摘もあり、条件を緩め、ルール所持は不要という事にしました。
 アーキタイプで遊ぶにミニマムなルールサマリを作るつもりです。が、キャラメイクするに必要なだけのサマリーはちょっと無理だよなぁ。

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2006/06/11

[SR4] Make a Team for Shadowrunning 

Shadowrun 4th Editionの解説記事の続き。

● シナリオクリアに必要な要素

 シナリオクリアに際して必要なPCの能力について考えてみましょう。

 戦闘は概ね2つに分けられます。細かく言うと車両戦闘などもあり得るのですが、発生頻度を考えると無視していいでしょう。
 通常武器戦闘というのは、銃器(Rifle以下)や飛び道具あるいは手持ち武器を用いた戦闘です。戦闘の無いShadowrunのシナリオはほとんど無いので、パーティに必須技能と思われます。なお、攻撃呪文の投射能力はここに分類しても良いようなものです。一方で対多数攻撃手段としては範囲攻撃呪文以外に手榴弾とかを使えば良い訳ですが。また、戦闘能力という意味では行動回数(initiative pass)の値も重要です。
 対Spirit戦闘は、普通のサイバーパンクには無いShadowrun独特の要素です。魔法使いが召喚使役するSpiritには、呪文あるいは魔法の武器 (weapon foci) あるいは adept の killing hand の能力以外はダメージを与えるのが難しいという特徴があります。(2版の頃は手持ち武器で殴ればある程度なんとかなりましたが、3版以降は厳しい。)
 重火器は、Heavy Weapon, Gunneryの技能を用いる、特にダメージの大きい武器です。車両など装甲物への攻撃や対Spirit戦闘で強引にダメージを与えるのに有効です。が、入手が困難だったり目立つなどの制約もあります。必ず必須という訳では無く、あれば安心という感じの技能でしょうか。また特に筋力の高いTrollの持つ弓は実質的に重火器みたいなものだったりもしますが。
 戦闘に関しては、回避 (dodge) という技能もあります。撃たれた時に full defense 宣言すれば次の行動を前借りして full defense で dodge を足せます。回避ばかりしていてもどうか、という気もしますが、撃つより撃たれない事の方が重要な状況もあるでしょう。

 魔法能力は呪文と召喚に大別出来るでしょう。
 呪文に関しては、どの程度強力な (forceの高い) 呪文を唱えられる (spellcasting) か、呪文のレパートリーがどの程度あるか、がポイントとなります。D&Dなどとは違って、一人の魔法使いが攻撃呪文も治療呪文も全て唱えられます。他には儀式呪文 (ritual spellcasting) や呪文防御 (counterspelling) も含まれます。ritual は探知系呪文などでは重要です。魔法使い自身の攻撃手段として攻撃呪文を持っておく(出来れば異なる種類で)べきとは思いますが、読心や精神操作、飛行呪文、幻覚や幻影(TVカメラも騙せる)などなど、使い方次第で有用な呪文があります。
 召喚は、Spiritを召喚してその場で使役する (conjuring) 、束縛して高度なサービスを行わせる (binding) 、存在するSpiritを送還する (banishing) の3つがあります。3版まではHermetic/Shamanicのtraditionにはルール的な差異がありましたが、4版からは呼べるSpiritがtradition毎に違う(カスタマイズ可能)だけで、ルール的にはほとんど同じ扱いになりました。これは将来のルール拡張性を鑑みてtraditionを単なるフレーバー的なものにしたという事みたいです。

 情報収集は、大別すると3つに分けられるでしょう。
 いかにもサイバーパンク的というのが、Matrixから電子的に情報を収集するHackingです。端末を用いて行うHackerの他に、自分の感応能力でMatrixへアクセスするTechnomancerというアーキタイプもあります。情報収集以外に情報の書き換えや突入部隊の支援(セキュリティ機器の無効化)なども実際には担当する事になります。
 対してShadowrun独特なのが、魔法使いが精神をアストラル空間へ飛ばして情報収集するアストラル偵察というものです。魔法的障壁や生物以外の障壁を透過可能なため戦術偵察として有用ですが、必然的に魔法使いだけの行動となるというリスクもあります。
 最後に情報収集の基本は、聞き込みです。PCはキャラメイク時にコネ (contact) をポイントを払って取得します。Contactは、事情通のバーテンダーかもしれませんし、仕事や故買品を手配してくれる fixer かもしれませんし、魔法関係の呪物を扱う talismonger かもしれません。Contact は本人の知識で即答してくれる場合もあるし、関係者へそれとなく聞き込みをして情報を集めてくれたりします。優秀なcontactはその両方の能力が高いのですが、忙しくてすぐには会えない可能性もあるという難点もあります。

 他にあると便利な技能を幾つか。
 車両運転の技能は、あまり必要になった記憶はありませんが、GMによっては必要となる事もあるでしょう。一方で単に逃走用を考えているだけならRiggerのContactでいいじゃんとも思う。
 Electronics関係の技能は、Matrixに頼らず保安機器を回避する手段としてあると便利です。
 交渉系技能はあれば便利という感じでしょうか。3版まではPCの Etiquette の技能で得られる情報の質/量が変わったので高い値が必要だったのですが、4版からはContactのRatingが高いことが重要になりEtiquetteの値は関係無くなった、というのは割と大きな変更点です。
 Data Searchの技能があれば、Contactの聞き込みと同様の調査がネット上で自分で行えます。Occult Investigatorのアーキタイプが技能と端末を持っているので参考にするのも良いでしょう。

 なお、低レベル(3までならキャラ作成時に入手可能)の技能であれば、skillwire のサイバーウェアで代用出来る事も覚えておくと良いでしょう。

 以上を組み合わせてパーティを組み合わせれば良いのだが。アーキタイプで最小構成を考えると、Hacker + Radical Eco-Shaman + Street Samurai とかかなぁ。
 Technomancer は詳しく解析してないので判りませんが、Hacker の方が有利げに思えるのだが自信無し。魔法使い系で、Combat Mageは召喚系が無いのが難点。Eco-Shamanはちょっと呪文を取り直すといいかも。Street Shamanは精神系能力値がちょっと低いのでやめました。戦闘系は、能力値や技能を考え無難にStreet Samuraiを選びましたが、他でもいいでしょう。
 4人なら戦闘系をもう一人追加したいですね。6人ぐらいいると役割分担した魔法使いを2人とかでも良いかもしれません。
 SR4 : Hacking Exampleの記事には、Hacker + Face + Gunslinger Adept + Radical Eco Shamanの例が載っています。SR4では振るダイスの数が全てというところがあるんで、ダイス数を増やせるadeptが実は強いような気もします。例えばHacking adeptとか色々と駄目駄目な考えも浮かぶ...。

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2006/06/10

[Q][RPG] Stats for Japanese TRPGer Wanted 

 質問:日本のTRPGゲーマーに関する統計をしりませんか?

 先日、フランス人(日本語は読めない)の学生でvisual communicationとか流通とかを専攻している学生(でおそらくゲーマー)というのから、質問のメールというのが来ました。

 質問内容は、日本のTRPGゲーマーに付いて知りたい、年齢とか他の趣味とかどんなものが好きか、ということらしい。

 USに関するその手の調査は一部WotCの調査結果が報告されていたり、GAMAの調査などがあるのですが。
 が、日本については寡聞にして私は知らないのですが、どなたかその辺の統計情報のありかをご存知でしたらお教え頂けますでしょうか。こちらのコメント欄、あるいは tmiya@bu.iij4u.or.jp までお知らせ下さい。

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2006/06/09

[ArM] Ars Magica Playtesters 

 Ars Magica Mailing List 上で、Line Editor の David Chart が Playtester の募集をしています。割と競争率は高そうですが、誰よりも早く無料でサプリが読め、Playtesterとしてクレジットされるのに魅力があると思えば応募する価値があるでしょう。

 条件が幾つかあって、

ということらしい。
 申し込みはDavid Chartにメールで申し込み。

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2006/06/08

[SR4] What Shadowrunners Do 

 一応、Shadowrunの紹介記事のようなものを書き貯めていこうかと。

● Shadowrunner --- ShadowrunのPCたち --- は何をするのか

 Shadowrunの背景世界は、メガコーポと呼ばれる巨大企業が力を持つ2070年代の近未来で、魔法の復活したサイバーパンク世界です。魔法やテクノロジーが発達し、その一方で貧富の差が拡大した世界。

 Shadowrun世界においては、法を作るのも執行するのもメガコーポですが、メガコーポは必要ならば法を破るのも躊躇しません。そんな時に必要となるのが deniable assets (否認可能な要員)である、PCたちShadowrunnerです。という訳でPCたちは雇い主(依頼人は正体を秘匿してPCたちに仕事を依頼するので、通常はMr.Johnsonと呼称する)の依頼で、違法行為(Shadowrunning)をする存在(Shadowrunner)です。(この辺、例えばRPG「メタルヘッド」とかだと、PCは正義の味方的に振る舞う事をしばしば期待され、メガコーポとは対立しがちなど、かなり雰囲気が違う。)
 実のところShadowrunはShadowrunner以外のPCで遊ぶのも可能です。3版のサプリで、CIA職員とか警官とか救急医療隊員とかで遊ぶには、なんてのが載っていたものもありました。が、ここではPCはShadowrunnerである、という前提で話を進めます。

● 典型的なシナリオ

 典型的なShadowrunningはB&E (breaking and entering) と呼ばれるものです。Mr.Johnsonの指示に従い、どこかの建物(どこかの企業の敷地)に侵入して、何か(貴重なサンプルとかデータとか研究者とか)を奪ったり、あるいは偽のデータをセットしてきたりなどです。侵入の為の情報を収集して、建物の保安機器を静かに無効化したり、あるいは警備員を実力で排除したりして、目的を果たした後に、駆けつけた警察の制圧部隊の到着前にさっさと逃げ出す、というのが仕事。他にも、護衛とか配達とかの仕事も。
 上記の目的をこなす為に、様々な技能 --- 戦闘、交渉、ハッキング、魔法、車両の操縦など --- を持ったPCたちがチームを組んで目的にあたります。PCたちはいつもパーティを組んでいるでも良いですが、Mr.Johnsonが今回の仕事の為に個別に集めてきた専門家たちだ、でも構いません。アクション映画とかで、各分野の専門家を集めて作ったチームで困難な仕事(銀行強盗とか)をする、というのがあるよね。あんな感じ。

● Mr.Johnson は信用出来るのか

 ところでサイバーパンクものRPGだと常に「依頼人は信用出来るか」という話になりますね。これはまぁ個々のプレイグループによって違い得る話なので、違う意見の人もいるかとは思います。
 2版の頃にShadowrun-MLで議論されていた話ですが、「市販シナリオのMr.Johnsonの2/3はちゃんと仕事料の後金を支払う」という調査報告がありました。残りの1/3は、PCを裏切るか、あるいは後金を払う前に死体になっている、ということ。印象に残りやすいのだと思いますが、実はMr.Johnsonはそんなに頻繁に裏切る訳ではない。
 これは私の意見なんですが、シナリオとして遊ぶ仕事というのは珍しくトラブルのあった仕事なのではないか、と思う。つまり、もちろんPCたちはメガコーポがShadowrunnerを使い捨ての存在と思っている事は知っているが、一方でMr.Johnsonにとっても優秀なShadowrunnerは手駒として確保しておきたい訳で、普通はMr.Johnsonは特に裏切る理由も無いし(どうせ会社の予算なんだから後金を素直に払えばいい)、わざわざPCの口封じをする理由も無い(守秘義務を守れないShadowrunnerには仕事は来ないでしょうし、PCもそれで強請ったりしない)。なので、依頼の裏をネチネチと取る動機はPCには無いのではないかと。
 GMは「PLが依頼の裏を取らないから騙されたのだ」と言うと険悪な雰囲気になるよね。GMは「すまんのぅ。これはPCたちが騙されて仕事をする、というシナリオなのだよ」と言うべきなのだ。で、PCが騙された状況という障害をクリアする、というのがそのシナリオにおけるPLの目標。市販シナリオを遊ぶ上では、Mr.Johnsonは(明らかな疑いが生じるまでは)とりあえず信用して依頼の裏を取らずに、さっさと任務達成の為の調査を開始すべきかと思います。

● Shadowrunnerは何をしてもいいのか

 先にPCたちは違法行為をする存在だ、と書きました。じゃあ何をやってもいいのか、依頼を達成する為に、無差別爆弾テロとか関係者の子供を誘拐するのが効率的だとしたらそれをするのか、というとちょっと違う。
 Reputation (ルール p.257) というルールがあって、その中に Notority(悪名)というパラメータがあります。PCの悪い評判なんですが、「仕事に失敗あるいは途中放棄」「Mr.Johnsonの面目を失うようなことをした」「逮捕された」「裏切った」「ドラゴンの為に仕事をした」などなどの他に「無関係、無実の人を殺した」などの場合に増えます。
 PCはまぁ傭兵みたいなもので、警備員は実力で排除する必要があるし、敵対勢力に雇われたShadowrunnerと戦闘になるかもしれないが、それは仕事上の話であって仕方が無い。あるいは目撃者を一人も遺さない事が重要な仕事もあるかも。が、無関係の一般人を不必要に傷つけないのもある種のプロっぽさかなぁ、とか。(あるいは仕事での対立を、仕事が終われば水に流すとか。)
 プレイ後に行われるShadowrunの経験値(Karmaという)の配布は、固定値のパーティ全員均等割ではなく、個人表彰を旨とします。PL共通部分は「PCが生き残った」「目的を概ね達成した」で2点、「特に難しい仕事だった」で追加1点。対するにPCへの個人表彰部分が「勇敢あるいは賢く振る舞った」「良いロールプレイだった」「ストーリーを進めるのに貢献した」「適切な技能を適切なタイミングで使用した」「ユーモアあるいはドラマチックにプレイを盛り上げた」などの個人表彰があります。全部貰えば5〜8点。(実のところ、うまいPLは全ての個人表彰を独り占めしそうになったりする。上手にキャラメイクして、キャラ立てに取った知識技能を上手に使ってみせたり、作戦立案をリードし、面白可笑しくキャラ演技したり、NPCとロマンスしたりなどなど。)
 必要最小限の破壊と死傷者でスマートに任務を達成したら、チームなり個人なりの表彰で評価に値すると思います。

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2006/06/05

[SR4] Player wanted "On the Run" 

 Shadowrun 4th Edition の市販シナリオの "On the Run" を遊ぶ計画を立てたので、プレイヤーを募集します。
 日程が決まらないと募集しにくいので、とりあえず会場を確保しました。まぁ第2回以降は、集まったPLと相談の上、場所日時を変更しても良いのだが。

ゲームシステム:Shadowrun 4th Edition。

シナリオ:市販シナリオの "One the Run"。
 Shadowrun 4版最初の入門向けシナリオということで、各シーンに関連するルールのページが記してあったり、交渉や調査、各種の敵との戦闘、Matrix 調査など、一通りの要素が詰まっているなど、GM/PLに対して非常に教育的なシナリオであるといえます。
 また、単発の入門用シナリオとしてだけではなく、どうやら一連のシナリオの最初の物語でもある様子。あとSR2のシナリオOne Stage BeforeのNPCが出るらしく、知っていればより楽しめるというものらしい。

開催会場:東京都調布市の公共施設(京王線調布駅近く)。
 詳細は参加者に連絡致します。
 また、参加者の中でより良い会場の提案が出来る人がいれば、第2回以降は相談の上で変更する可能性もあります。

開催日時:6/24 (Sat), 7/30 (Sun), 8/26 (Sat)。
 会場確保の都合上、勝手ながら下記の様にしようと思っていますが、第2回以降は相談の余地があります。
 PL/GM共にSR4に不慣れと思うので、プレイに時間がかかると思われますが、まぁ3回も遊べばシナリオクリア出来るだろうと思います。

参加条件:下記の条件を満たす事。
 (1) "On the Run" を未読、未プレイの人
 (2) (ルールを買うのは敷居が高いという意見があったので、ルール持参の条件は外します。)
 (3) 参加GM/PLの間で電子メールにて連絡や打ち合わせが可能な人。(電子メールの利用不可能な方は申し訳ありませんがお断りします。)
 参加希望者は tmiya@bu.iij4u.or.jp 宛に、参加希望の旨をメールにてご連絡下さい。(この blog のコメント欄ではなく)

 Shadowrun の過去のプレイ経験は問いません。ゲームバランスは多分甘めなので、最適化キャラでなく普通にルールブックのアーキタイプで遊んでもらってもシナリオクリア可能とは思います。が、勿論自分でキャラメイクして頂いて構いません。
 シナリオは4−6人程度のPCを想定していると思われますので、PL数によっては各PLが複数PCを動かしてもらう事になるかと思います。また、HackerのPCは、他のPLが暇になりそうなので、共用PCとして遊んでもらう事になるかも(検討中、応相談)。
 一応、ルール付属のアーキタイプで遊ぶにミニマムなルールサマリを用意します --- が、キャラメイクしたいならばルールを各自用意してもらわないと難しいかなぁ。

応募期間:
 会場キャンセル料が発生する日 (6/16) までにPLが最低3人集まらなかったら、残念ながら開催中止という事にしようと思います。
 その場合、この Deck of Many Things 上に告知し、参加申し込みされた方にメールにて中止のご連絡を致します。

その他:何か不明な点や質問などあればメールにてご連絡下さい。質問(で公開して構わないもの)は、メールとここに表示します。

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