<$BlogRSDUrl$>

2006/06/08

[SR4] What Shadowrunners Do 

 一応、Shadowrunの紹介記事のようなものを書き貯めていこうかと。

● Shadowrunner --- ShadowrunのPCたち --- は何をするのか

 Shadowrunの背景世界は、メガコーポと呼ばれる巨大企業が力を持つ2070年代の近未来で、魔法の復活したサイバーパンク世界です。魔法やテクノロジーが発達し、その一方で貧富の差が拡大した世界。

 Shadowrun世界においては、法を作るのも執行するのもメガコーポですが、メガコーポは必要ならば法を破るのも躊躇しません。そんな時に必要となるのが deniable assets (否認可能な要員)である、PCたちShadowrunnerです。という訳でPCたちは雇い主(依頼人は正体を秘匿してPCたちに仕事を依頼するので、通常はMr.Johnsonと呼称する)の依頼で、違法行為(Shadowrunning)をする存在(Shadowrunner)です。(この辺、例えばRPG「メタルヘッド」とかだと、PCは正義の味方的に振る舞う事をしばしば期待され、メガコーポとは対立しがちなど、かなり雰囲気が違う。)
 実のところShadowrunはShadowrunner以外のPCで遊ぶのも可能です。3版のサプリで、CIA職員とか警官とか救急医療隊員とかで遊ぶには、なんてのが載っていたものもありました。が、ここではPCはShadowrunnerである、という前提で話を進めます。

● 典型的なシナリオ

 典型的なShadowrunningはB&E (breaking and entering) と呼ばれるものです。Mr.Johnsonの指示に従い、どこかの建物(どこかの企業の敷地)に侵入して、何か(貴重なサンプルとかデータとか研究者とか)を奪ったり、あるいは偽のデータをセットしてきたりなどです。侵入の為の情報を収集して、建物の保安機器を静かに無効化したり、あるいは警備員を実力で排除したりして、目的を果たした後に、駆けつけた警察の制圧部隊の到着前にさっさと逃げ出す、というのが仕事。他にも、護衛とか配達とかの仕事も。
 上記の目的をこなす為に、様々な技能 --- 戦闘、交渉、ハッキング、魔法、車両の操縦など --- を持ったPCたちがチームを組んで目的にあたります。PCたちはいつもパーティを組んでいるでも良いですが、Mr.Johnsonが今回の仕事の為に個別に集めてきた専門家たちだ、でも構いません。アクション映画とかで、各分野の専門家を集めて作ったチームで困難な仕事(銀行強盗とか)をする、というのがあるよね。あんな感じ。

● Mr.Johnson は信用出来るのか

 ところでサイバーパンクものRPGだと常に「依頼人は信用出来るか」という話になりますね。これはまぁ個々のプレイグループによって違い得る話なので、違う意見の人もいるかとは思います。
 2版の頃にShadowrun-MLで議論されていた話ですが、「市販シナリオのMr.Johnsonの2/3はちゃんと仕事料の後金を支払う」という調査報告がありました。残りの1/3は、PCを裏切るか、あるいは後金を払う前に死体になっている、ということ。印象に残りやすいのだと思いますが、実はMr.Johnsonはそんなに頻繁に裏切る訳ではない。
 これは私の意見なんですが、シナリオとして遊ぶ仕事というのは珍しくトラブルのあった仕事なのではないか、と思う。つまり、もちろんPCたちはメガコーポがShadowrunnerを使い捨ての存在と思っている事は知っているが、一方でMr.Johnsonにとっても優秀なShadowrunnerは手駒として確保しておきたい訳で、普通はMr.Johnsonは特に裏切る理由も無いし(どうせ会社の予算なんだから後金を素直に払えばいい)、わざわざPCの口封じをする理由も無い(守秘義務を守れないShadowrunnerには仕事は来ないでしょうし、PCもそれで強請ったりしない)。なので、依頼の裏をネチネチと取る動機はPCには無いのではないかと。
 GMは「PLが依頼の裏を取らないから騙されたのだ」と言うと険悪な雰囲気になるよね。GMは「すまんのぅ。これはPCたちが騙されて仕事をする、というシナリオなのだよ」と言うべきなのだ。で、PCが騙された状況という障害をクリアする、というのがそのシナリオにおけるPLの目標。市販シナリオを遊ぶ上では、Mr.Johnsonは(明らかな疑いが生じるまでは)とりあえず信用して依頼の裏を取らずに、さっさと任務達成の為の調査を開始すべきかと思います。

● Shadowrunnerは何をしてもいいのか

 先にPCたちは違法行為をする存在だ、と書きました。じゃあ何をやってもいいのか、依頼を達成する為に、無差別爆弾テロとか関係者の子供を誘拐するのが効率的だとしたらそれをするのか、というとちょっと違う。
 Reputation (ルール p.257) というルールがあって、その中に Notority(悪名)というパラメータがあります。PCの悪い評判なんですが、「仕事に失敗あるいは途中放棄」「Mr.Johnsonの面目を失うようなことをした」「逮捕された」「裏切った」「ドラゴンの為に仕事をした」などなどの他に「無関係、無実の人を殺した」などの場合に増えます。
 PCはまぁ傭兵みたいなもので、警備員は実力で排除する必要があるし、敵対勢力に雇われたShadowrunnerと戦闘になるかもしれないが、それは仕事上の話であって仕方が無い。あるいは目撃者を一人も遺さない事が重要な仕事もあるかも。が、無関係の一般人を不必要に傷つけないのもある種のプロっぽさかなぁ、とか。(あるいは仕事での対立を、仕事が終われば水に流すとか。)
 プレイ後に行われるShadowrunの経験値(Karmaという)の配布は、固定値のパーティ全員均等割ではなく、個人表彰を旨とします。PL共通部分は「PCが生き残った」「目的を概ね達成した」で2点、「特に難しい仕事だった」で追加1点。対するにPCへの個人表彰部分が「勇敢あるいは賢く振る舞った」「良いロールプレイだった」「ストーリーを進めるのに貢献した」「適切な技能を適切なタイミングで使用した」「ユーモアあるいはドラマチックにプレイを盛り上げた」などの個人表彰があります。全部貰えば5〜8点。(実のところ、うまいPLは全ての個人表彰を独り占めしそうになったりする。上手にキャラメイクして、キャラ立てに取った知識技能を上手に使ってみせたり、作戦立案をリードし、面白可笑しくキャラ演技したり、NPCとロマンスしたりなどなど。)
 必要最小限の破壊と死傷者でスマートに任務を達成したら、チームなり個人なりの表彰で評価に値すると思います。

Comments: Post a Comment

Links to this post:

<\$BlogItemBacklinkCreate\$>

This page is powered by Blogger. Isn't yours?