2007/10/27
[ArM] Magical Swords in Mythic Europe
楽士の呟き @ パルテストラーダ
Ars Magica関係では最も情報の充実しているサイトといって良いパルテストラーダですが、そこに書かれている10/25の意見。
『アルス・マギカは魔法使いものであるからには、これぞと見込んだ勇者に魔剣を託し…といった展開をやってみたいのですが、考えてみるとこれが案外難しい。』
私も考えてみるにまず、「もし剣が有効なら、magiが剣を振るえばいい」というのがそもそものArs Magicaの問題かも。肉体的能力値が低いのはCrCo呪文で補えばいい。1年の半分を魔法の研究に捧げても、残りの半分で一般の剣士と同等に修行出来るし、magiの寿命は長い。剣攻撃をcasting totalに加えられるようなvirtueも取れるから、真面目に魔法剣士系magiを作れなくはない。
次に「魔法+剣=魔剣」になっている理由に乏しい、というのが挙げられるかも。剣であればtouch attackですが、普通に近距離遠隔呪文のvoice射程ならtouchに比べると難易度+5Lvに過ぎないから、「普通に呪文でいいじゃん」となりがち。
D&DとかだとDR (damage resistance)を抜く為に魔法を付与する必要があったりしますが、D&D風にいうならばSR (spell resistace)持ちは魔法の剣を弾く能力があるので、どうかすると素の剣でなら命中するものがむしろ当たりにくくなってしまう。
前に、幽霊が多数出てくるシナリオを遊んだ時には、まじめにghost touch属性の剣をArs Magicaで作ろうかと思いましたが、1本しか作れないなら対ghost呪文でもOKなんだよなぁ。そういう意味では、magiの代理で戦わせる為に剣を作る、と言えなくもない。
あと、Divineな魔剣の方がArs Magica的には有効かも。対魔法使いでも対悪魔でも。
ゲーム的には、MRによって魔法を弾く判定に際して、接触攻撃が防御を超えた値に応じて、touch呪文のMRが下がる、みたいなルールになっていれば、「魔法+剣=魔剣」になっているメリットが発生するはず。必殺呪文(勿論、arcane connectionを使ってpenetrationを高めるが抵抗を抜けない)を敵(ドラゴンとかの高いMight持ち)の呪文抵抗を打ち破って投射するために、高い剣技が必要になる。
まぁその場合でも、magiがtalismanを剣で作る様になるだけなんだろうけど...。
D&Dとかでも駆け出しの冒険者一行に対して、Elminsterのような大魔法使いが「○○で問題が起きておる。が、儂は忙しいのでお主たちでなんとかせい。報酬代わりに先にこの魔法の剣とか杖とかあげるから。」というのは良くある話だといえます。Magiが、自分は安全なところにいて、呪文をdeliverする手段として剣による接触攻撃を選ぶというのはあるかも。(呪文発動条件として剣攻撃成功、とかつけておく。)
ドラゴンを魔法使いが自ら倒してしまって良いのか、という問題があります。Magiが公然と活動して良いならば、dragon-slayerの名声を得ても良いのかもしれないが、教会や領主などに目をつけられたくない場合は low profile であることが望まれます。名声を欲しがっている遍歴騎士が表の殊勲者になればいいのであれば、magiはむしろ同行しない方がいい。魔剣という形で呪文の発動体を渡して、退治してもらえば充分。
あるいはいっそこういうのもあるかもしれない。「星回りから考えて、竜が弱体化するのは新月の真夜中じゃ。」などと噂を流しておいて、騎士が竜と戦い始めたのを何らかの手段(騎士をscryしたりとか)で確認したら、竜のarcane connectionを使って呪文で自室から攻撃を始める。上手くタイミングを計って演出すれば、騎士が独力で竜を退治したかに見える。でも本当の戦いは、騎士とは無関係なところで終わっていたのだ、みたいな。
性格ルールの話はまた別に。
Ars Magica関係では最も情報の充実しているサイトといって良いパルテストラーダですが、そこに書かれている10/25の意見。
『アルス・マギカは魔法使いものであるからには、これぞと見込んだ勇者に魔剣を託し…といった展開をやってみたいのですが、考えてみるとこれが案外難しい。』
私も考えてみるにまず、「もし剣が有効なら、magiが剣を振るえばいい」というのがそもそものArs Magicaの問題かも。肉体的能力値が低いのはCrCo呪文で補えばいい。1年の半分を魔法の研究に捧げても、残りの半分で一般の剣士と同等に修行出来るし、magiの寿命は長い。剣攻撃をcasting totalに加えられるようなvirtueも取れるから、真面目に魔法剣士系magiを作れなくはない。
次に「魔法+剣=魔剣」になっている理由に乏しい、というのが挙げられるかも。剣であればtouch attackですが、普通に近距離遠隔呪文のvoice射程ならtouchに比べると難易度+5Lvに過ぎないから、「普通に呪文でいいじゃん」となりがち。
D&DとかだとDR (damage resistance)を抜く為に魔法を付与する必要があったりしますが、D&D風にいうならばSR (spell resistace)持ちは魔法の剣を弾く能力があるので、どうかすると素の剣でなら命中するものがむしろ当たりにくくなってしまう。
前に、幽霊が多数出てくるシナリオを遊んだ時には、まじめにghost touch属性の剣をArs Magicaで作ろうかと思いましたが、1本しか作れないなら対ghost呪文でもOKなんだよなぁ。そういう意味では、magiの代理で戦わせる為に剣を作る、と言えなくもない。
あと、Divineな魔剣の方がArs Magica的には有効かも。対魔法使いでも対悪魔でも。
ゲーム的には、MRによって魔法を弾く判定に際して、接触攻撃が防御を超えた値に応じて、touch呪文のMRが下がる、みたいなルールになっていれば、「魔法+剣=魔剣」になっているメリットが発生するはず。必殺呪文(勿論、arcane connectionを使ってpenetrationを高めるが抵抗を抜けない)を敵(ドラゴンとかの高いMight持ち)の呪文抵抗を打ち破って投射するために、高い剣技が必要になる。
まぁその場合でも、magiがtalismanを剣で作る様になるだけなんだろうけど...。
D&Dとかでも駆け出しの冒険者一行に対して、Elminsterのような大魔法使いが「○○で問題が起きておる。が、儂は忙しいのでお主たちでなんとかせい。報酬代わりに先にこの魔法の剣とか杖とかあげるから。」というのは良くある話だといえます。Magiが、自分は安全なところにいて、呪文をdeliverする手段として剣による接触攻撃を選ぶというのはあるかも。(呪文発動条件として剣攻撃成功、とかつけておく。)
ドラゴンを魔法使いが自ら倒してしまって良いのか、という問題があります。Magiが公然と活動して良いならば、dragon-slayerの名声を得ても良いのかもしれないが、教会や領主などに目をつけられたくない場合は low profile であることが望まれます。名声を欲しがっている遍歴騎士が表の殊勲者になればいいのであれば、magiはむしろ同行しない方がいい。魔剣という形で呪文の発動体を渡して、退治してもらえば充分。
あるいはいっそこういうのもあるかもしれない。「星回りから考えて、竜が弱体化するのは新月の真夜中じゃ。」などと噂を流しておいて、騎士が竜と戦い始めたのを何らかの手段(騎士をscryしたりとか)で確認したら、竜のarcane connectionを使って呪文で自室から攻撃を始める。上手くタイミングを計って演出すれば、騎士が独力で竜を退治したかに見える。でも本当の戦いは、騎士とは無関係なところで終わっていたのだ、みたいな。
性格ルールの話はまた別に。
Labels: Ars Magica
Comments:
Post a Comment