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2025/11/09

[5.5e] Ability Score 

能力値 (Ability Scores)

能力値を決める方法は PHB には次の3つが書かれています。これも DM が指示すると思います。
  • Standard Array: 15, 14, 13, 12, 10, 8 を好きに割り当てる。
  • Random Generation: 4d6 振って好きな3つを選ぶ、を6回繰り返す。それを好きに割り当てる。
  • Point-Buy: 27 ポイントを割り振る。オンライン上には https://chicken-dinner.com/5e/5e-point-buy.html のようなツールがあるのでそれを利用すれば良い。
Standard Array は 27 point の Point-Buy で再現可能です。だから Standard Array は初心者に説明が楽、以外にはあまり意味が無い気はします。ただゲームシステム自体は Standard Array を前提にゲームバランス設計が行われているとも言えます。

ダイスを振って能力値決定するのは楽しい、という意見もありますが、個人的には長期に遊ぶキャンペーンとかでは Point-Buy でプレイヤー間で差が出ない方が良いかと思います。また DM のいないところでキャラメイク出来るというのもメリットが大きいかと思います。

ダイスによる能力値決定

ダイス目での能力値決定について、簡単にシミュレーションしてみました。

4d6 振って大きい方3つ、の能力値分布はこんな感じ。13前後の値が出やすい。
13 はポイント換算で 5 ポイントですから、大雑把に言ってダイスを振ると 30 ポイント相当でキャラメイクをしてるみたいな感じです。実際、ダイス振りをシミュレーションしてみると、ポイント合計の分布はこんな感じになります。(なお、3-15 以外の能力値に対するポイント換算については https://www.reddit.com/r/dndnext/comments/7xclpw/point_buy_above_15/ とかを参考にしました。)
累積確率分布を作ると、興味ある部分を拡大して、
となって、30ポイントがちょうど中央値ということが分かります。ダイスを振って 27 ポイント未満になる確率はおよそ 35%、3人に一人は「ポイント割り振りすれば良かった」と後悔することになる一方、6割程度の人はダイスを振ったほうが得をすることになります。

実際にゲームを遊ぶ際に興味があるのは、最大能力値がいくつになるのか、だと思います。これもシミュレーション結果からは、
と、16 になりやすいことが分かります。18 が出る確率は1割ぐらいです。累積分布を作ると、
となって、中央値は 15 となりそうで、5人に1人は最大値が 14 以下になってしまいます。これを考えると、現行の Point-Buy ルールはそう悪いものではないと言えますし、改良するとしたら「30ポイントとか32ポイント割り振り、12ポイント割り振りで能力値16の取得を認める」ぐらいかなぁと思います。







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