2006/05/21
[ArM] Flaming on Berklist
どうも Ars Magica Mailing List が最近(5/3ぐらいから)トラフィックが急に増え、内容も flaming しているような感じです。(ようやく収まった?)
基本的には、HoH:MC (House of Hermes: Mystery Cult) に対する不満が原因みたい。Subject でいうと 5/2-6頃の"Re: Chamber Pots!" と 5/16前後の "Ambiguity and Tweaking" と書かれたものをフォローすると良かろう。
まず、読者心理として「stereotype が欲しいのではない。option が欲しいんだ。」というのがあるのかも。この主張は、単にcrunchyなものを求めているだけなんじゃ?という考え方も出来る。一方で、このHouseのメンバーは何種類に大別出来、それぞれは以下のような感じである、と書かれると何となく押し付けがましいと思う人がいても不思議は無い。
あと、HoH:MC の Criamon の章の p.47 の "Empedoctles was someimes wrong" あたりも槍玉に挙がっている。
" In general, when the cosmology given in this chapter contradicts that given in other Ars Magica supplements, that is because the Criamon are wrong." ということで、「こういう風に書いて欲しくなかった。雰囲気ぶち壊しじゃん。」という意見とか、「申し訳ないがそれが私の書き方のスタイルなんだ」という著者 ( see Vol 12, Issue 1, Message 9)とか、Devine 本では Christian/Jews/Muslim の信仰が並立している事を色々うやむやにしてるのになぜ Criamon だけ断定的なんだとか、
一方で、Criamon はquasi-relisions house だと書いている人もいて、この立場に立つならば、割と詳細に Criamon の大多数が考えている事とかを書き下すのも正しいのかもしれんと思う。
あと、Verditius の章の Hubris という flaw に批判的な意見を述べている人も。色々な行為の Lab total にボーナスになるのだが、その分性格的な問題(傲慢とか尊大とか)を抱えるというもので、Inner Mysteries を習得すると必ず付いてくるのだが。寡黙で純朴な職人タイプの Verditius のキャラと合わない、ということらしいし、Hubris を増やす行動を取りたがるのでいつかPLがコントロールできなくなる、ということみたい。うーむ、Verditius はあまり興味が無いのでちゃんと読んでなかったが、確かに厳しいかもねぇ。
Flame のお約束で議論は発散してぐたぐたになり、「なぜ教会は免罪符を売って金を集めたのか」なんて最初の話題から遠く離れた話題を議論している人も。
で、Vol.12, Issue 53, Message 53 で Line Editor の David Chart が次のような事を書いている。
"Given this, which seems to be the universal experience, why do people have a problem with books that define things?"
"If something is defined, you can use it as-is (if you like it), tweak it a bit (if you nearly like it), or just make something up (if you'd rather do something else). Defining things in the books seems to increase your options, not reduce them."
「あなたのmythic europeはあなたのplaying groupが決める」というお題目からは無論こういう意見になるだろう。でも Line Developer が言う事じゃないよな、とも思う。
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一連の議論を読んで考えたのだが、
David Chart が、"If we had two choices for each House; say, loony Criamon vs. wise Criamon, evil Tremere vs. nice Tremere, etc, that's a total of 4096 possible Orders of Hermes. We cannot support all of those options." と書いているが、勿論 Criamon に loony も wise もどっちもいてもいいじゃん。どうして片方しかいないような記述をルールに書くの?ということが、今回の flame の原因なんじゃないかなぁ。
基本的には、HoH:MC (House of Hermes: Mystery Cult) に対する不満が原因みたい。Subject でいうと 5/2-6頃の"Re: Chamber Pots!" と 5/16前後の "Ambiguity and Tweaking" と書かれたものをフォローすると良かろう。
まず、読者心理として「stereotype が欲しいのではない。option が欲しいんだ。」というのがあるのかも。この主張は、単にcrunchyなものを求めているだけなんじゃ?という考え方も出来る。一方で、このHouseのメンバーは何種類に大別出来、それぞれは以下のような感じである、と書かれると何となく押し付けがましいと思う人がいても不思議は無い。
あと、HoH:MC の Criamon の章の p.47 の "Empedoctles was someimes wrong" あたりも槍玉に挙がっている。
" In general, when the cosmology given in this chapter contradicts that given in other Ars Magica supplements, that is because the Criamon are wrong." ということで、「こういう風に書いて欲しくなかった。雰囲気ぶち壊しじゃん。」という意見とか、「申し訳ないがそれが私の書き方のスタイルなんだ」という著者 ( see Vol 12, Issue 1, Message 9)とか、Devine 本では Christian/Jews/Muslim の信仰が並立している事を色々うやむやにしてるのになぜ Criamon だけ断定的なんだとか、
一方で、Criamon はquasi-relisions house だと書いている人もいて、この立場に立つならば、割と詳細に Criamon の大多数が考えている事とかを書き下すのも正しいのかもしれんと思う。
あと、Verditius の章の Hubris という flaw に批判的な意見を述べている人も。色々な行為の Lab total にボーナスになるのだが、その分性格的な問題(傲慢とか尊大とか)を抱えるというもので、Inner Mysteries を習得すると必ず付いてくるのだが。寡黙で純朴な職人タイプの Verditius のキャラと合わない、ということらしいし、Hubris を増やす行動を取りたがるのでいつかPLがコントロールできなくなる、ということみたい。うーむ、Verditius はあまり興味が無いのでちゃんと読んでなかったが、確かに厳しいかもねぇ。
Flame のお約束で議論は発散してぐたぐたになり、「なぜ教会は免罪符を売って金を集めたのか」なんて最初の話題から遠く離れた話題を議論している人も。
で、Vol.12, Issue 53, Message 53 で Line Editor の David Chart が次のような事を書いている。
"Given this, which seems to be the universal experience, why do people have a problem with books that define things?"
"If something is defined, you can use it as-is (if you like it), tweak it a bit (if you nearly like it), or just make something up (if you'd rather do something else). Defining things in the books seems to increase your options, not reduce them."
「あなたのmythic europeはあなたのplaying groupが決める」というお題目からは無論こういう意見になるだろう。でも Line Developer が言う事じゃないよな、とも思う。
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一連の議論を読んで考えたのだが、
- 「嫌だと思えば使わなければいい」と安易にゲームデザイナーは書くべきでない。
- Canon と呼ばれる公式出版物は、SG/PL が背景世界に付いての意識をすりあわせる為の共通基盤となるものであり、各自ルールやサプリを読む事で話し合いの手間を減少させる事が可能になる。そのメリットの為に背景世界記述の多いRPGを買って読むのだから。
- Canon から外れるリスクについて。PLにとってはSGに逆らうのは難しい。でもSGだってPLの反対を押し通して何かをするのも難しい。そういう時の為に中立な立場として公式記述というのは役に立つ。
- 勿論こういうことを考えるのは私にとってはD&Dのプレイ経験の方が長いからD&Der的思考をするからなのかもしれないけど。
- Canon と呼ばれる公式出版物は、SG/PL が背景世界に付いての意識をすりあわせる為の共通基盤となるものであり、各自ルールやサプリを読む事で話し合いの手間を減少させる事が可能になる。そのメリットの為に背景世界記述の多いRPGを買って読むのだから。
- ならばHoH:MC (House of Hermes: Mystery Cult) の記述、特に Criamon はもう少し非断定的で良いのではないか?
- 非断定的に書けば、「嫌だと思えば使わなければいい」とはならない。
- Enigma とか Criamon の考えている事とかはもっと抽象的で曖昧でいいのではないか(ArM4まではそうだったと書いている人がいる)
- 「昔々例えばこういうmagiがいました」とかなら良いと思うのだが、どうも現在のOrderに関して色々なことを詳細に書きすぎている様にも思う。
- 非断定的に書けば、「嫌だと思えば使わなければいい」とはならない。
David Chart が、"If we had two choices for each House; say, loony Criamon vs. wise Criamon, evil Tremere vs. nice Tremere, etc, that's a total of 4096 possible Orders of Hermes. We cannot support all of those options." と書いているが、勿論 Criamon に loony も wise もどっちもいてもいいじゃん。どうして片方しかいないような記述をルールに書くの?ということが、今回の flame の原因なんじゃないかなぁ。
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