2006/04/26
[Link][English] Inauthentic Paper Detector, and some RPG articles
Inauthentic Paper Detector @ Indiana University
スラッシュドットで見つけた、偽論文発見プログラムのページ。
論文もどきを生成するプログラムというのが既にあったり、あるいは古くはソーカル事件なんてのが過去にあった。最近はBlogspot の60%が Spam BlogのようにBlogをWikipediaとかから自動生成するツールもあるようですな。
まぁWikipediaとかの情報+関連サイトRSSのフィード+人工無脳、でそれっぽいコメント生成とかすれば、例えばRPG関係のブログもどきを作れるかもしれん。
そうした人間の書いた文章もどきの技術が進歩すれば、それを発見する技術を研究するのも当然。
同サイトの説明によれば、
This web site is intended for detecting whether a technical document is human written and authentic or not. Predictions may work for documents intended for entertainment (novels, news articles etc.).
とのことなので、小説やニュースは駄目だが技術文書なら判定できるらしい。アルゴリズムに興味のある人はSIAMに投稿した論文のPDFを読むと良かろう。
で、technical documentかと言われると違うようにも思うが、論説文であれば判定できるのだろう、と考えて、D&Dに関する文書を幾つかかけてみることにする。結果の読み方はAUTHENTICなら本物、INAUTHENTICなら偽者。%の数字は本物度というか「人間が書いたもの」度。
The Open Game License as I See It, Part I @ Montecook.com : This text had been classified as INAUTHENTIC with a 23.5% chance of being authentic text
Drow Items That Decay Come From Mean DMs @ SeanKReynolds.com : This text had been classified as INAUTHENTIC with a 25.2% chance of being authentic text
という感じで、Monte Cookの文章もSean Reynoldsの文章も駄目っぽい。
ならば、技術文書に近いものは、と考えてWotCからルール解説記事を試してみる。
Attacks of Opportunity (Part One) @ WotC : This text had been classified as AUTHENTIC with a 90.0% chance of being an authentic paper
と、これは高い評価。
では、ルール本体(SRD)をチェックしてみよう。
Attacks Of Opportunity @ d20srd.org : This text had been classified as AUTHENTIC with a 97.5% chance of being an authentic paper
なんと、Attack of Opportunityのルール記述の判定値は97.5%にもなる。
このくだらない実験の結果が示すことは、D&Dのルールは人間が書いているがMonteもSeanも実は人工無脳 --- ということでは勿論無い(笑)。
RPGのフレーバーテキスト部分(例えば序章の前に短い小説が良くついているよね、Shadowrunとか)を除けば、ゲームシステム部分に関してはその英文は論文や技術文書と看做せるということだろう。つまりそれらの分野で用いられる翻訳手法や自動翻訳技術が使えるということなのでは無かろうか。
同時にまた、なぜ私が英文のルールはあまり苦にならずに読めるか、にも関わらず、英文の小説を読むのが非常に苦手なのか、を再納得したという気がする。
ところで貴方の好きなRPGのルールはどう判定されるだろうか?英文オンラインルールが存在するならば試してみるのはいかが?
スラッシュドットで見つけた、偽論文発見プログラムのページ。
論文もどきを生成するプログラムというのが既にあったり、あるいは古くはソーカル事件なんてのが過去にあった。最近はBlogspot の60%が Spam BlogのようにBlogをWikipediaとかから自動生成するツールもあるようですな。
まぁWikipediaとかの情報+関連サイトRSSのフィード+人工無脳、でそれっぽいコメント生成とかすれば、例えばRPG関係のブログもどきを作れるかもしれん。
そうした人間の書いた文章もどきの技術が進歩すれば、それを発見する技術を研究するのも当然。
同サイトの説明によれば、
This web site is intended for detecting whether a technical document is human written and authentic or not. Predictions may work for documents intended for entertainment (novels, news articles etc.).
とのことなので、小説やニュースは駄目だが技術文書なら判定できるらしい。アルゴリズムに興味のある人はSIAMに投稿した論文のPDFを読むと良かろう。
で、technical documentかと言われると違うようにも思うが、論説文であれば判定できるのだろう、と考えて、D&Dに関する文書を幾つかかけてみることにする。結果の読み方はAUTHENTICなら本物、INAUTHENTICなら偽者。%の数字は本物度というか「人間が書いたもの」度。
The Open Game License as I See It, Part I @ Montecook.com : This text had been classified as INAUTHENTIC with a 23.5% chance of being authentic text
Drow Items That Decay Come From Mean DMs @ SeanKReynolds.com : This text had been classified as INAUTHENTIC with a 25.2% chance of being authentic text
という感じで、Monte Cookの文章もSean Reynoldsの文章も駄目っぽい。
ならば、技術文書に近いものは、と考えてWotCからルール解説記事を試してみる。
Attacks of Opportunity (Part One) @ WotC : This text had been classified as AUTHENTIC with a 90.0% chance of being an authentic paper
と、これは高い評価。
では、ルール本体(SRD)をチェックしてみよう。
Attacks Of Opportunity @ d20srd.org : This text had been classified as AUTHENTIC with a 97.5% chance of being an authentic paper
なんと、Attack of Opportunityのルール記述の判定値は97.5%にもなる。
このくだらない実験の結果が示すことは、D&Dのルールは人間が書いているがMonteもSeanも実は人工無脳 --- ということでは勿論無い(笑)。
RPGのフレーバーテキスト部分(例えば序章の前に短い小説が良くついているよね、Shadowrunとか)を除けば、ゲームシステム部分に関してはその英文は論文や技術文書と看做せるということだろう。つまりそれらの分野で用いられる翻訳手法や自動翻訳技術が使えるということなのでは無かろうか。
同時にまた、なぜ私が英文のルールはあまり苦にならずに読めるか、にも関わらず、英文の小説を読むのが非常に苦手なのか、を再納得したという気がする。
ところで貴方の好きなRPGのルールはどう判定されるだろうか?英文オンラインルールが存在するならば試してみるのはいかが?
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