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2005/10/08

[RPG] Chaos Flare Replay @ Role & Roll 

[TRPG]異界戦記カオスフレア・リプレイ『ブライトストリング @ ROLLING DOWN:GARGILLさんによる、R&R誌の「カオスフレア」リプレイの感想。
R&R vol.14 @ 紙魚砂日記:紙魚砂さんによる、R&R誌の感想。

 私もR&R誌は買って読みました。カオスフレアというのは、概ね最近のFEARゲーとか天羅とかのルールで記述したTORGみたいなものかなと思う。それはそれで、国産ゲームに慣れていれば遊びやすそうな気はする。
 まだ開発中だからか発売前だからかは解りませんが、確かにルール的な解説に非常に乏しいリプレイとは思った。前編ということは後編があるのだろうなとは思うし、そこではもう少し解説されるのかな?

 割と議論の対象になっているのは、ルールに則って戦闘している部分が1/2ページぐらいで1戦闘ラウンド、あとの部分はPCの説明とかオープニングフェイズの演出シーンとか、ミドルフェイズの演出シーンとかだという部分かなぁ。GM, PL共に色々芸達者なので、PLがNPCの発言をしたりなどして、なんか個々のシーンの演出をGM, PLが楽しんでいるという気がする。一方で、PLはPC発言しかしないという伝統的なプレイスタイルとは大きく外れているのも確か。が、こうやって皆でシーンを演出しているだけでも充分楽しい、というのもTRPGだよなぁと思う。
 私としては、読み物としては楽しめたし、プレイの楽しさが伝わったとは思うので、これはまぁこれでいいのだとは思う。

 なおこの辺の話は、『また逆に、もし貴方がGMだった場合、NPCや仮想世界内の編集を、何処までPLに許しますか? FEARのリプレイでは顕著ですが、参加者全員が、脚本、演出、美術、効果、照明など、あらゆる面で編集に関わって、より楽しくしようと、アイディアを出し合い、プレイしていますよね。NPCやPCの乗っ取りから始まり、世界設定を弄り、果てはプレイヤーが、星を丸ごと編集してキャラクター化し、スキルの対象にしてしまう様は、見ていて痛快です。』[TRPG]不快なキャラクタープレイ@GM日記、の記述が非常に良く要約していると思う。
 HogsheadのThe Extraordinary Adventures of Baron Munchausen (1998)という製品(まぁTRPGと呼ぶかというのは異論もあるかも知れんが)もある訳ですし、この辺、最近はかなり下火になった意思決定TRPG論の再検証とか、「ダイス目の作るドラマ」に関する議論とかの際には、絡める事も出来る話だよなとは思う。

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