<$BlogRSDUrl$>

2004/12/23

[RPG] Mongoose, the RPG Industry and 2005... 

Mongoose, the RPG Industry and 2005... @ EN World Forum

 Mongoose PublishingのMatthew Sprangeによる2005年のRPG業界展望。興味のある人は自分で読まれたし --- というか強くお薦め。

○Mongoose社について

 もうすぐ4周年ということらしい。RPG出版社の多くは12ケ月以内に --- ビジネスプランの欠陥あるいは存在しないため --- 潰れ、次いで3年以内に、会社の成長を適切に管理出来ずに潰れる。が、Mongooseは3年の壁を乗り越え、更に成長しつつあるのだそうだ。(良かったね>Matt。)

 2004年のMongooseの新製品ラインはどれも好調だった様子。
 Conanは何かトラブルが有った様子(なんだが事情は私は良く知らない)ではあるが、成功を収めた様子。
 Paranoia XPも好調だった様子で、初版を結構刷ったにも関わらず半年以内に重版(Service Pack Oneだそうだ)がかかった様子。
 Lone Wolfというのは、私は良く知らないのだがゲームブック起源の製品ラインと思われる。
 Mongooseとしては、Macho Women with Gunsのような、大ヒット作にはならないがこの手の製品を今後も出して行きたいと考えている様子 --- なんていうか一時期のAtlas Gamesみたいな感じなのかなぁ。

○予言

 Mattの予言1は「RPG出版社はボードゲーム、カードゲーム業界に進出していくだろう」であり、予言2は「RPG業界の不況に伴い、RPG会社は破産はしないものの、フルタイムの会社から、他の仕事の副業へと移行するだろう」というもの。まぁd20バブルは終わったからねぇ。
 一般的ファンタジー用のd20サプリ(例えばDwarf本とかNecromancer本とか)は既に出尽くし競争が激しすぎる(あるいはWotCが割り込んだから?)ということらしく、MongooseもThe Quintessential Seriesを今年一杯で止めるらしい。
 一方で、「RPG業界はもう終わりだ」などの意見に対しては、そんなことは無いと否定的。まぁ他にちゃんとした普通の仕事を持っている兼業ライターが多いのがUSのRPG業界の特徴なんで、ブームが去ったからといってライターが死に絶える訳ではないのだよな。一方で、来年はフリーランスのライターの仕事が減るだろうとも言っているが。

○2005年

 Matt曰く、RPG出版社はシナリオやキャンペーンセッティングにフォーカスするのではないか、とのこと。これは前述の汎用d20サプリが出尽くした事に対応して。あと、ミニチュアは中期的な商業的成功には重要と考えている様子 --- なんだが、私はミニチュア買わないしなぁ、良く解らん。

 背景世界のライセンスを得るというのは、色々と美味しいらしい --- つまり、Conanの版権を取ると、Conanの背景世界の公式地図を作れたりなど、色々便利らしい。そういえばWest End GamesもStar Warsの設定とか色々作っていたよな。
 そんな訳で、次はStarship TroopersのRPGとWargameを出す予定らしい。版権取りまくりですな>Mongoose。

 あと、Infernumという、demonやfallen angelとかを遊ぶd20製品が出るらしい。もしかするとLA+0でoutsiderを遊べるのかもしれず、d20なんでもありキャンペーンでは重要ということになるのかもと想像してみたり。
 

Comments: Post a Comment

This page is powered by Blogger. Isn't yours?