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2004/02/07

[HARP] Review of HARP, High Adventure Role Playing @ RPGnet 

Review of HARP, High Adventure Role Playing

 RPGnet上にはHARPのレヴューは何本か上がっているのですが、割と細かくルールの解析をしているレヴューなので、これを取り上げます。現時点で4本程度HARPのレヴューがRPGnetにある様子。

 Chapter3 (Professions)の項で、同じThiefというProfessionでもPCの得意分野の差別化が図れると書かれてます。ま、この辺はD&D3eでも同じなんですが、私の印象ではHARPのゲームシステムはD&D3eよりも更にスキル制システムに近い。
 Chapter4 (Ability Stats)。「能力値→成長ポイント」というゲームシステムについて、「強者はより強く、弱者はより弱く」だと著者も批判しています。能力値に関わらず40DPを与えるべきだ、という意見には私も賛成です。一方で、能力値の公平ささえ保証されればゲームシステムはうまく動く、という意見も書いていてそれも同意。
 Chapter5 (Races and Cultures)。好意的に種族ルールについて解説してます。1/2-dwarf, 1/4-gnome, 1/4-humanというPCも作れる、など。(育った)文化毎に約20rank分の技能が貰えるというルールも、若干文化毎に貰える量が違うがとは書いていますが、褒めています。
 Chapter6 (Skills)。Endurance, Power Pointsの記述が解りにくい、と書いてます。Spellに関しては、呪文を唱える為に最低限必要なランク数についての記述が確かに無いかも。鋭い指摘のレヴューだと思う。
 Chapter9 (Adventuring)。ルール解説の章ですが、Resistedな行為判定のSKillがAll-or-Nothingと書かれていることについてここでも繰り返し指摘しています。
 Chapter10 (Combat)。ゲームバランスについて、鋭く指摘しています。2-Handed weaponを使うより1-H weapon + shieldの方が圧倒的に有利だとか、Falchion, Schimitarは1-Hのも関わらず2-H並のダメージだとか、MorningstarはMaceと同じだけどファンブル率だけ高いとか。私の意見としては、Martial Lawで、武器毎の痛打表(Rolemasterの様にAT毎に効果が違う)が出てこの辺の矛盾が解消されると期待。
 Chapter11 (Magic&Spells)。魔法と呪文について。各呪文についての説明が少ないこと、元素攻撃呪文のスケーリングについてのDebateについて、触れられています。後者は、ダメージを+10するため呪文を強化しようとすると、攻撃とダメージに-20のペナルティが入るという矛盾について。うーむ、確かにそれは意味がないよなぁ。ルールのFixに期待。
 Chapter12 (Herbs&Poisons)。痛打表に負傷の具体的記述が無いのでは、薬草で具体的に何に効くと書かれていても無意味だ、というのは確かにそうかも。
 あと、目次が無い、との指摘。確かに無いのは問題だよなぁ。

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